UEFAヨーロッパリーグ(EL)の準決勝セカンドレグ、アタランタとオリンピック・マルセイユの一戦が日本時間10日(金)午前4時にゲヴィス・スタジアムでキックオフする。マルセイユのホームで行われたファーストレグは1-1のドローに終わり、決勝進出がかかった第2戦は、熱い戦いが期待される。
マルセイユのホームで行われた準決勝ファーストレグは、アタランタが前半11分にFWジャンルカ・スカマッカのゴールで先制するも、マルセイユも同20分にDFシャンセル・ムベンバの華麗なミドルシュートで同点に追いつく。その後は両者譲らず、そのまま試合終了を迎えた。
初のEL決勝を目指すアタランタは、直近5試合で4勝1分けと上り調子。セリアAでは5位に位置し、来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場圏内に浮上してきた。好調なチームの中で注目したいのは、MFトゥーン・コープマイネルスだ。今季のELでは10試合に出場して無得点だが、自国リーグではチームトップの12得点をマークしている。アタランタの得点力はセリエA3位(第35節終了時点)と爆発力があり、コープマイネルスに加え、ジャンルカ・スカマッカとアデモラ・ルックマンの2人のFWにもゴールの期待がかかる。
対するマルセイユは、2017/18シーズン以来の決勝進出を目指す。3月14日のELラウンド16セカンドレグのビジャレアル戦から公式戦5連敗と低迷していたが、最近の5試合では2勝3分けと調子を上げてきている。チームの中心は、ピエール・エメリク・オーバメヤン。ガボン国籍の34歳は、リーグ・アンではチーム最多の13得点をマークし、今季ELでもトップの10得点を挙げるスコアラーだ。DFジョナタン・クラウス、MFアミーヌ・アリはELのアシスト数1位と2位で、彼らで形成する右サイドからの攻撃に注目したい。
BeeBetのオッズ(2024年5月9日13時15分時点)では、アタランタの90分間での勝利が「1.73」倍なのに対し、マルセイユのそれは「4.70」倍とホームのアタランタが優勢。ドローは「3.75」倍となっている。両チームのスコア予想では、アタランタの1-0勝利が「7.25」倍で一番人気。マルセイユが勝つ場合でも、1-0が「14.00」倍で1点を争う攻防となりそうだ。得点者のオッズでは、アタランタがファーストレグで得点を決めたスカマッカが「2.55」倍で、マルセイユがチーム得点王のオーバメヤンが「2.90」倍でチームトップのオッズをつけている。なお、ファーストレグで得点を決めたマルセイユのムベンバは「10.00」倍と比較的高いオッズをつけている。