2023年5月にオレクサンドル・ウシクがヘビー級の4団体統一王者となったが、約1年後の2024年、ウシクは再び無差別級の王座統一に挑む。しかし、その前に立ちはだかるのはダニエル・デュボア vs. ジョセフ・パーカーの勝者だ。
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この二人の巨漢ファイターが対戦するのは2月23日、サウジアラビア。アルツール・ベテルビエフ vs. ドミトリー・ビボル 2のアンダーカードとして行われる。
デュボア vs. パーカー:試合の背景
ダニエル・デュボア(22勝2敗、21KO) は、2020年にジョー・ジョイス戦で眼窩底骨折によるTKO負けを喫したが、その後タイトル戦線に復帰。しかし、2023年にウシクと対戦し、論争の末に敗北。その後、ジャレル・ミラーやフィリップ・フルコビッチ、アンソニー・ジョシュアといった強豪を下し、再びタイトル戦線に戻ってきた。
「彼(パーカー)が俺のタイトルを奪えるなんて思うなよ。俺はこのために努力してきたんだ。TKOで証明する」と、デュボアは試合への決意を語っている。
一方のジョセフ・パーカー(35勝3敗、23KO) は、2018年以来の世界タイトル戦。元WBO世界ヘビー級王者の彼は、デオンテイ・ワイルダー、ジャイレイ・チャンとの激闘を制し、現在5連勝中。久々のタイトル戦で復活を狙う。
「キャンプで学んだことをすべてリングで発揮し、自分を信じるだけ。俺はこの試合で再びヘビー級の頂点に立つ」とパーカーは語った。
デュボア vs. パーカー:データ比較
項目 | デュボア | パーカー |
平均パンチ数(1R) | 44.4 | 42.1 |
命中パンチ数(1R) | 14.3 | 12.0 |
パンチ命中率 | 32.2% | 28.5% |
ジャブ成功数(1R) | 5.3 | 3.1 |
パワーパンチ命中率 | 42.5% | 43.8% |
被弾数(1R) | 9.3 | 10.0 |
試合の見どころ
- デュボアの圧力 vs. パーカーのタフネス
デュボアは近年の試合で3試合連続KO勝利を収めるなど、パワーと攻撃力が魅力。一方、パーカーはワイルダー戦やチャン戦で驚異的な粘り強さを見せており、簡単に倒れない。 - デュボアの守備の脆さ
デュボアはガードが甘く、シングルジャブに意識を取られがち。その隙をパーカーが突き、インサイドでのボディショットやアッパーカットを打ち込めるかがカギ。 - パーカーのラリー力
チャン戦では、2度のダウンを乗り越え**349発中101発(命中率28.9%)**をヒットさせ、ワイルダー戦では8Rに20発のパンチを決めるなど、試合後半に粘り強さを発揮する傾向がある。
最終予想:パーカーが6R TKO勝利
デュボアは過去にジョイス戦、ウシク戦で敗れたが、その後見事な復活を遂げている。一方、パーカーはワイルダー、チャンといったトップ選手を連破し、キャリアのピークを迎えている可能性が高い。
デュボアのパワーは脅威だが、パーカーの経験値と耐久力、カウンター能力が上回ると予想される。デュボアが序盤で仕留められなかった場合、パーカーがラウンドを重ねるごとに優位に立つ展開になるだろう。
予想は、パーカーが6ラウンドTKO勝利。
試合の行方から目が離せない。