日本時間6月15日にドイツで開幕し24か国が出場するEURO2024(ユーロ2024)。欧州最強国を決める熱い戦いは第2節も終わりに近づき、すでにドイツ、スペイン、ポルトガルの3か国がノックアウトステージ進出を決めている。16強入りをかけた激闘が繰り広げられる最終節の6月24日~27日の間に行われる試合の中から、BeeBetのオッズを元に、注目の5試合をピックアップする。
EURO2024(ユーロ2024)の勝敗予想&オッズはこちらでチェック
6月25日(火)
アルバニア(7.25)vsスペイン(1.40)
2連勝ですでにノックアウトステージ進出を決めたスペインと、グループB2位イタリアの結果次第ではグループステージ突破の可能性が残されているアルバニア。すでにグループB1位通過を決めているスペインに対し、グループリーグ突破がかかるアルバニアのほうがモチベーションは高いか。スペインはアルバニア相手に過去8戦全勝。ただ、今回はメンバーを落としてくるかもしれないだけに、アルバニアが勝利する可能性もないわけではないだろう。
6月26日(水)
フランス(1.25)vsポーランド(10.00)
1勝1分けでグループD2位フランスと、2連敗でグループリーグ敗退が決まったポーランドの一戦。フランスは1位突破がかかる重要な一戦のため、鼻骨骨折のため第2節を欠場したFWキリアム・エンバぺ(レアル・マドリード)が出場するか注目が集まる。対するポーランドはすでにノックアウトステージ進出の可能性が途絶えたが、FWロベルト・レバンドフスキ(バルセロナ)を中心に一矢報いたい。両国の対戦成績は、フランスが9勝3敗5分けと勝ち越している。
6月26日(水)
イングランド(1.33)vsスロベニア(8.75)
グループC1位を走るイングランドは、同3位のスロベニアに引き分け以上、もしくはデンマークがセルビアに勝利しなければ16強入りが決まる。一方のスロベニアは、勝てば16強進出が確定。かつ、デンマークが勝利しなければ、スロベニアの1位通過が決まる。それだけに、両国のモチベーションは高いだろう。イングランドは、2試合で2得点と攻撃力に影を潜めているが、FWハリー・ケイン(バイエルン・ミュンヘン)とMFジュード・ベリンガム(レアル・マドリード)の決めるべき選手がそれぞれゴールを決めており、グループリーグ最終節で爆発する可能性もある。両国の過去の対戦成績は、イングランドの5勝1分け。
6月27日(木)
ウクライナ(4.30)vsベルギー(1.67)
1勝1敗で4チームが並び、し烈を極めるグループE。どのチームも首位通過の可能性が残されており最後まで目が離せない。グループE2位のベルギーは、初戦でスロバキアに不覚を取ったが、次節でルーマニアに勝利。最終節でウクライナ相手に引き分け以上ならば、16強入りが確定する。仮にベルギーはウクライナに負けた場合、ルーマニアが敗れなければ16強に駒を進めることができないだけにマストウインの一戦となるだろう。対するウクライナも初戦でルーマニアに敗れたが、第2節でスロバキアを撃破。第3節でベルギーを破り、ルーマニアがスロバキアに引き分け以下なら首位通過が決まる。一方で、引き分け以下ならルーマニアの結果次第ではノックアウトステージに進むことができないため、こちらも必勝だ。ベルギーとウクライナは、初対戦の舞台が大一番となっている。
6月27日(木)
ジョージア(8.00)vsポルトガル(1.32)
2連勝でグループFの1位通過を決めたポルトガルに対し、16強進出のためにマストウインのジョージア。過去の対戦成績は、ポルトガルの1勝0敗。オッズはかなりの差がついているが、ノックアウトステージ進出を目指すジョージアのほうがモチベーションは高く、オッズほどの差はないかもしれない。ジョージアはポルトガルに勝利し、トルコ対チェコでチェコが勝たないと16強進出はできない。かつ、チェコが勝った場合、得失点差、得点、フェアプレーポイントの順で順位が決まるため、現時点で得失点差で下回っているジョージアは、多くのゴールを取りつつ失点をしてはいけない。そのためには、2戦連続でゴールを決めている23歳FWジョージズ・ミカウタゼ(FCメッス)の決定力が欠かせない。一方のポルトガルは、39歳のクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)がユーロ通算15ゴール目を記録するか注目だ。
*国名横の()内のオッズは日本時間6月23日14時02分時点
*日時はすべて日本時間で表記