明治安田J1リーグの第17節、鹿島アントラーズ対横浜F・マリノスが1日に国立競技場で行われる。Jリーグ創設時のクラブ「オリジナル10」同士の対決は、白熱した一戦となりそうだ。
両チームの対戦成績は、鹿島が38勝32敗10分けと勝ち越している。しかし直近の5試合では、横浜FMが4勝1敗と鹿島を上回っている。
リーグ2位の鹿島は、前節で北海道コンサドーレ札幌に3発大勝するなどリーグ戦7戦無敗と好調を維持。リーグトップの得点力を誇る中で、特に注目したいのがMF名古新太郎だ。2021年に期限付き移籍していた湘南ベルマーレから鹿島に復帰した28歳のMFは、鹿島時代ではリーグ戦無得点だったが、今季は前節の札幌戦で2ゴールを挙げるなど、5月だけで4ゴールと波に乗っている。
対する横浜FMは、リーグ戦とAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を戦う過密日程の中、ACL決勝第2戦から3日後の5月29日に行われた柏レイソル戦では疲れを感じさせない戦いで4-0と快勝した。惜しくも頂点に手が届かなったACLも全日程が終了したので、これからは13位と低迷するリーグ戦に注力したいところだ。注目は、柏戦でハットトリックを決めたFWアンデルソン・ロペス。MFヤン・マテウスとのブラジル人コンビで、ゴール量産が期待される。
BeeBetのオッズ(2024年5月31日12時17分時点)は、鹿島の90分勝利(延長を除く)が「2.15」倍に対し、横浜FMの90分勝利(延長を除く)が「3.20」倍のオッズと鹿島の人気が優勢。両チームのスコアに目を向けてみると、1-1(延長除く)のドローが「7.00」倍で一番人気。それに続くのが2-1の鹿島勝利で「8.25」倍。横浜FMが勝つ場合は、2-1の勝利が「10.00」倍で人気が一番高くなっており、両クラブ無得点ではなくゴールシーンが見られる試合となりそうだ。