明治安田J1リーグの第16節、浦和レッズ対FC町田ゼルビアが26日に埼玉スタジアム2002で行われる。リーグ首位の町田と同6位の浦和による上位対決は、見ごたえある一戦になりそうだ。
ホームの浦和は、直近5試合のリーグ戦では3勝1敗1分けだが、前節のジュビロ磐田戦では、3連敗中の相手に試合を支配しながらも、勝ち切れずに1-1のドロー。その3日後のJリーグYBCルヴァンカップ3回戦では格下のV・ファーレン長崎相手にまさかの敗戦を喫するなど明らかに調子を落としている。FWチアゴ・サンタナやMF中島翔哉らを中心とした得意の攻撃サッカーを機能させて、上位戦線に踏みとどまりたいところだ。
対する町田は、前節の東京ヴェルディ戦を5-0で快勝。東京に本拠を置くライバルクラブに対して勢いの差を見せつけた。その中でも、FW藤尾翔太は2ゴールをマークし、パリ五輪メンバー入りに向けて大きなアピールとなった。また、同じU-23日本代表の平河悠もペナルティエリア内で相手ファウルを誘発してPKを得るなど、町田は若き力が躍動している。前節に返り咲いた首位の座を堅持するためにも、負けられない一戦だ。
両クラブはJ1では初顔合わせで、直近で対戦したのは9年前の天皇杯。その時は、J1の浦和が、当時J3だった町田を7-1の大差で下した。もちろん当時とはメンバーも変わっており、あてにはならないデータだろう。ただ、浦和は今季のリーグ戦ではホームの勝敗が5勝1敗1分けと、埼スタで無類の強さを誇っており、今回も優位に試合を進めるかもしれない。
BeeBetのオッズ(2024年5月24日12時28分時点)は、浦和の90分勝利(延長を除く)が「2.50」倍に対し、町田の90分勝利(延長を除く)が「2.90」倍で浦和が人気になっている。両クラブのスコアに目を向けてみると、1-1(延長除く)のドローが「6.00」倍で一番人気。それに続くのが1-0の浦和勝利で「7.50」倍。町田が勝つ場合は、1-0が「8.25」倍で人気が一番高くなっている。仮に、9年前の天皇杯の再現で両クラブの合計スコアが8点となると、その場合「126.00」倍の高いオッズがついている。