りそなBリーグ1部が3日に開幕した。5日は、千葉ジェッツと宇都宮ブレックスが激突する。ここでは優勝候補同士による一戦の見どころと勝敗予想オッズを紹介する。
4シーズンぶりの優勝を狙う千葉は、渡邊雄太を補強した。昨季までNBAで6シーズンプレーした渡邊は、NBAではスリーポイントと守備が要求されるロールプレイヤーの一人だったが、千葉では得点源としてはもちろんのことチームの大黒柱としての活躍が求められる。特にプライベートでも仲が良い富樫勇樹とのコンビは、今季の千葉のアイコンだけに、その成熟度合いが千葉の行方を左右するだろう。千葉は他にも、身長208センチのビッグマン、中国籍のマイケル・オウ、アメリカ人のディー・ジェイ・ホグらも獲得。富樫、原修大、金近廉といった日本代表経験者に新たな戦力が加わり、優勝候補に名乗りを上げている。
対する宇都宮は、3シーズンぶりの優勝を目指す。もし今季頂点に立てば、単独で最多となる3度目の戴冠となる。オフに目立った補強はなく、新戦力はU-22枠として契約した石川裕大のみ。それでも、日本代表の比江島慎を軸に、D.J・ニュービル、アイザック・フォトゥ、グラント・ジェレットら得点力のある外国人選手を絡めた攻撃を展開し、昨季リーグ最少の失点数だったディフェンスで守り勝つ。
両チームの対戦成績は、28勝23敗で宇都宮が勝ち越している。昨季は宇都宮が地区優勝を果たしたが、チャンピオンシップでは千葉がリベンジを果たした。攻撃の千葉に対して、守備の宇都宮。どちらの長所が生かされるのかが勝敗のカギを握る。
ブックメーカー「BeeBet」の勝敗予想オッズ(2024年10月4日20時38分時点)は、千葉の勝利(延長含む)が「1.35」倍に対し、宇都宮の勝利(延長含む)が「3.05」倍になっている。