プレーオフ争いが激化するNFL17週 注目5試合の見どころ・全16試合の勝敗予想オッズ

NFL

NFLは、日本時間26日からレギュラーシーズン第17週に突入する。レギュラーシーズンは残すところあと2週となる中、29日の3試合はいずれもプレーオフスポットが決まる可能性がある。

ニューイングランド・ペイトリオッツ対ロサンゼルス・チャージャース

チャージャースはAFC第6シードとして第17週に臨み、過去3シーズンで2回目のプレーオフ進出を目指している。チャージャースはリーグ最高のスコアリングディフェンス(1試合平均18.3失点)を誇り、今シーズンのアウェイ7試合すべてで20失点以下に抑えているほど守備に自信を持つ。

オフェンスではQBジャスティン・ハーバートは今シーズン、3,243ヤードのパス獲得と18タッチダウンパスを記録。NFL史上初の5シーズン連続で3,000パスヤードと20タッチダウンパスを達成する3人目の選手となる可能性がある。

ペイトリオッツはオフェンスがリーグ29位と低迷し、パスオフェンスは同最下位。ランオフェンスでできるだけ時間を使い、ハイスコアゲームになることは避けたいところだ。

シンシナティ・ベンガルズ対デンバー・ブロンコス

デンバー・ブロンコスは、2015年シーズン以来初のプレーオフ進出と10勝シーズンを目指す。このシーズン、ブロンコスは51サックを記録し、NFL全体をリードしている。特筆すべきは、7人の選手が3サック以上を記録しており、そのうち5人は5サック以上を達成している点だ。

ブロンコスのルーキーQBボー・ニックスは、歴史的なシーズンを送っている。NFL史上4人目となる「6試合で2タッチダウンパス以上、かつインターセプトなし」のルーキーQBとなり、ジャスティン・ハーバート(2020年)、C.J.ストラウド(2023年)、ラッセル・ウィルソン(2012年)と肩を並べた。

一方、シンシナティ・ベンガルズのQBジョー・バロウは、4,229パスヤードと39タッチダウンパスでリーグをリードしている。先週の試合では252ヤードと3タッチダウンを記録し、7試合連続で250ヤード以上&3タッチダウンを達成した初のNFL選手となった。

この試合では、両チームの強力な攻守が激突し、プレーオフ争いに向けて大きな注目が集まる。

ロサンゼルス・ラムズ対アリゾナ・カーディナルス

現在、ラムズは8勝7敗のシアトル・シーホークスに1ゲーム差をつけており、第18週ではシーホークスをホームに迎える直接対決が控えている。プレーオフ争いの鍵を握る重要な試合が続く状況だ。

ラムズのワイドレシーバー、プカ・ナクアは、シーズン後半に入ってから際立った活躍を見せている。第10週以降、ナクアはNFLで最多の57レシーブを記録し、709レシーブヤードでリーグ2位にランクイン。この間、7試合連続で5レシーブ以上かつ50レシーブヤード以上を記録しており、コンスタントなパフォーマンスがチームの勝利に貢献している。

ショーン・マクベイのもとで安定した成功を収めてきたラムズは、若手選手の台頭と堅実な戦略で今シーズンもプレーオフ進出を狙う。プカ・ナクアを中心とした攻撃陣が引き続き勢いを保てるか、そして守備陣が重要な場面で踏ん張れるかが鍵となる。第18週の直接対決を見据え、今週の試合で勝利を収めてプレーオフ進出に向けた勢いをつけたいところだ。

バッファロー・ビルズ対ニューヨーク・ジェッツ

バッファロー・ビルズのクォーターバック、ジョシュ・アレンは、通算75勝目をマークしており、次の勝利でNFL史上「最初の7シーズンで最も多くのレギュラーシーズン勝利を記録したQB」となる。現在、ラッセル・ウィルソンの75勝と並んでおり、勝利を重ねることでアレンがウィルソンを超える新たな記録を打ち立てる可能性がある。

一方、ジェッツのQBアーロン・ロジャースは、通算499タッチダウンパスを記録中で、次の1本で500タッチダウンパスに到達する。これはNFL史上5人目の偉業だ。

ミネソタ・バイキングス対グリーンベイ・パッカーズ

バイキングスのWRジャスティン・ジェファーソンは今シーズン、92レシーブ、1,387ヤード、10タッチダウンを記録。ジェファーソンは、キャリア3度目となる「100レシーブ&1,500ヤード以上」を達成すれば、NFL史上5人目の選手となる。

今季からバイキングスに加入したQBサム・ダーノルドも特筆すべきシーズンを送っている。ダーノルドは、1シーズン目で13勝を記録したNFL史上7人目のQBとなり、ペイトン・マニング(2012年デンバー)らと並ぶ快挙を達成した。

オコネルの戦術、ダーノルドの安定感、そしてジェファーソンの爆発力が融合し、バイキングスはプレーオフへ向けて大きな期待を背負っている。第17週もこれらの要素がどのように発揮されるかが注目される。

勝敗予想オッズ

(ブックメーカー「BeeBet」のオッズは2024年12月25日20時55分時点)
注:すべてのオッズは延長を含む
注:試合日時は日本時間
注:下段がホーム

WEEK 17

日程 対戦カード(後者がホーム) 予想オッズ
12月26日(木)
3:00
カンザスシティ・チーフス
ピッツバーグ・スティーラーズ
チーフス勝利:1.65
スティーラーズ勝利:2.25
12月26日(木)
6:30
ボルティモア・レイブンズ
ヒューストン・テキサンズ
レイブンズ勝利:1.37
テキサンズ勝利:3.10
12月27日(金)
10:15
シカゴ・ベアーズ
シアトル・シーホークス
ベアーズ勝利:2.60
シーホークス勝利:1.47
12月29日(日)
3:00
ロサンゼルス・チャージャース
ニューイングランド・ペイトリオッツ
チャージャース勝利:1.42
ペイトリオッツ勝利:2.75
12月29日(日)
6:30
デンバー・ブロンコス
シンシナティ・ベンガルズ
ブロンコス勝利:2.35
ベンガルズ勝利:1.53
12月29日(日)
10:10
アリゾナ・カーディナルス
ロサンゼルス・ラムズ
カーディナルス勝利:3.30
ラムズ勝利:1.30
12月30日(月)
3:00
インディアナポリス・コルツ
ニューヨーク・ジャイアンツ
コルツ勝利:1.22
ジャイアンツ勝利:4.20
12月30日(月)
3:00
ニューヨーク・ジェッツ
バッファロー・ビルズ
ジェッツ勝利:4.70
ビルズ勝利:1.19
12月30日(月)
3:00
テネシー・タイタンズ
ジャクソンビル・ジャガーズ
タイタンズ勝利:1.92
ジャガーズ勝利:1.82
12月30日(月)
3:00
ラスベガス・レイダース
ニューオリンズ・セインツ
レイダース勝利:1.82
セインツ勝利:1.92
12月30日(月)
3:00
カロライナ・パンサーズ
タンパベイ・バッカニアーズ
パンサーズ勝利:4.30
バッカニアーズ勝利:1.20
12月30日(月)
3:00
ダラス・カウボーイズ
フィラデルフィア・イーグルス
カウボーイズ勝利:4.60
イーグルス勝利:1.20
12月30日(月)
3:00
マイアミ・ドルフィンズ
クリーブランド・ブラウンズ
ドルフィンズ勝利:1.30
ブラウンズ勝利:3.40
12月30日(月)
6:25
グリーンベイ・パッカーズ
ミネソタ・バイキングス
パッカーズ勝利:1.92
バイキングス勝利:1.82
12月30日(月)
10:20
アトランタ・ファルコンズ
ワシントン・コマンダース
ファルコンズ勝利:2.70
コマンダース勝利:1.43
12月31日(火)
10:15
デトロイト・ライオンズ
サンフランシスコ・49ers
ライオンズ勝利:1.53
49ers勝利:2.40

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MMA

日本時間1月12日(日)、米・ネバダ州ラスベガスで開催される『UFCファイトナイト・ラスベガス101』のメインイベントは、女子ストロー級6位マッケンジー・ダーンと同級8位のアマンダ・ヒバスが激突する一戦だ。 完全無料でアマギフ500円分をGET! UFC311 中村倫也の試合結果を二択で予想! ダーン(14勝5敗)は、柔術のメダリストであり黒帯を持つ実力者。UFCストロー級の歴史において、最多サブミッション勝利(4回)を記録している。31歳の彼女は直近の4試合で2勝2敗という成績を残しており、2020年から2021年以来となる連勝を狙う。 一方、ヒバス(13勝5敗)は元IMMAF世界女王。31歳の彼女も直近4試合で2勝2敗という成績で、2023年以来の勝利を目指している。 両者は2019年に対戦しており、その際はヒバスがダーンを判定で下している。この試合では、ヒバスが74の有効打を放ち、ダーンの20に対して圧倒的な差を見せた。また、ヒバスは2回のテイクダウンを成功させている。 ダーン(ランキング6位)とヒバス(同8位)は、UFCストロー級のトップランクに位置しており、2025年を勢いづける一戦を繰り広げる準備を整えている。 勝敗予想オッズ ※選手右横の()内はブックメーカー「BeeBet」のオッズ(日本時間2025年1月10日14時50分時点) メインカード:日本時間1月12日(日)9:00開始見込み 第14試合:女子ストロー級 5分5R マッケンジー・ダーン(2.45) vs アマンダ・ヒバス(1.48) 第13試合:男子ウェルター級 5分3R サンティアゴ・ポンジニビオ(1.68) vs カールストン・ハリス(2.05) 第12試合:男子ミドル級 5分3R セザー・アウメイダ(1.35) vs アブドゥル・ラザク・アルハサン(2.95) 第11試合:男子ミドル級 5分3R クリス・カーティス(2.80) vs