NFLは、日本時間27日に両カンファレンス決勝が行われる。AFCは、バッファロー・ビルズがカンザスシティ・チーフスの本拠地に乗り込み対戦。両チームは過去5シーズンで4度目のポストシーズン対戦となる。一方、NFCチャンピオンシップゲームでは、ワシントン・コマンダースがフィラデルフィア・イーグルスと敵地で対戦。これは、2002年以降、同地区チーム同士による5回目のカンファレンスタイトルゲームとなる。この試合の勝者が2月10日にニューオリンズで開催される第59回スーパーボウルに駒を進める。ここではカンファレンス・チャンピオンシップ2試合の見どころと、ブックメーカー「BeeBet」による勝敗予想オッズを紹介する。
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フィラデルフィア・イーグルス対ワシントン・コマンダース
コマンダースは、1990年のNFCワイルドカードラウンドでイーグルスを20-6で下し、両チームにとって唯一のポストシーズン対戦となった。今季の両チームによる対戦は、レギュラーシーズンで1勝1敗となり、それぞれホームゲームで勝利を収めた。
第11週では、イーグルスが26-18でコマンダーズを撃破。この試合では、RBセイクオン・バークリーが146ヤードを走り、試合終了間際の第4Q残り5分間で2つのラッシングタッチダウンを決め、勝利を確実なものにした。
一方、第16週の対戦では、ワシントンが第4クォーターに13点差をひっくり返し、36-33で劇的な逆転勝利を収めた。この試合で、QBジェイデン・ダニエルズはキャリア最高の5本のタッチダウンパスを成功させ、そのうち3本は第4Qに記録。さらに、試合残り6秒で決勝のタッチダウンパスを通した。
勝利のポイントは、イーグルスはRBバークリーがどれだけラン攻撃を進められるか。対するコマンダースは、1年目ながら落ち着いたクオーターバッキングを見せるQBダニエルズが、普段通りにプレーできるかにかかっている。
カンザスシティ・チーフス対バッファロー・ビルズ
チーフスはビルズとのポストシーズン対戦成績で4勝2敗を記録しており、直近では2020年のAFCチャンピオンシップゲーム、2021年および2023年のAFCディビジョナルプレーオフで3連勝を飾っている。昨年のポストシーズンでは、パトリック・マホームズがトラビス・ケルシーに2本のタッチダウンパスを成功させ、勝利に貢献した。
対してビルズは、レギュラーシーズンでチーフスに対して4連勝中であり、第11週の試合では30-21で勝利し、チーフスに今シーズン初黒星をつけた。この試合では、ジョシュ・アレンが合計317ヤード(パス262ヤード、ラン55ヤード)を記録し、試合終盤の第4クォーター残り2分17秒の第4ダウンで、決定的な26ヤードのタッチダウンランを決め、勝利を確実なものにした。
この試合の注目は、何と言ってもチーフスのQBマホームズとビルズのQBアレンによる司令塔対決。マホームズが2017年ドラフト全体10位指名で、アレンも2018年ドラフト全体7位指名。年齢が1歳差で、何かと比較されるリーグ屈指のパサー対決は、見ごたえ十分だ。両QBは機動力も持ち合わせているが、マホームズは足首に不安を抱える。アレンが肩だけでなく脚でも見せれば、ビルズが1993年シーズン以来となるスーパーボウルに勝ち上がっても不思議ではない。一方、マホームズとTEトラビス・ケルシーのホットラインがビルズの守備網を切り裂けば、チーフスが前人未到のスーパーボウル3連覇に一歩近づく。
勝敗予想オッズ
(ブックメーカー「BeeBet」のオッズは2025年1月24日12時48分時点)
注:すべてのオッズは延長を含む
注:試合日時は日本時間
注:下段がホーム
Conference Championship
日程 | 対戦カード(後者がホーム) | 予想オッズ |
---|---|---|
1月27日(月) 5:00 |
ワシントン・コマンダース フィラデルフィア・イーグルス |
コマンダース勝利:3.25 イーグルス勝利:1.32 |
1月27日(月) 8:30 |
バッファロー・ビルズ カンザスシティ・チーフス |
ビルズ勝利:2.00 チーフス勝利:1.75 |