プロ野球は日本生命セ・パ交流戦が終了して、21日からリーグ戦が再開する。セ・リーグ2位の阪神タイガースは、同4位の横浜DeNAベイスターズをホームの阪神甲子園球場に迎えて3連戦を戦う。初戦の両チームの先発予定は、阪神が西勇輝、DeNAがジャクソンとなっている。
阪神は打線がなかなか波に乗れず、交流戦を負け越した。巻き返しを狙う昨季王者は、リーグ戦再開初戦を安定感ある西に託す。西は今季ここまで3勝(3敗)ながら、防御率1.52とそう簡単には失点しない。13日のオリックス・バファローズ戦で完封勝ちした良いイメージを持って挑みたいところだ。打線は、眠れる大砲、佐藤輝明の覚醒が待たれる。
対するDeNAは、7連勝で交流戦をフィニッシュ。交流戦2連覇こそ逃したものの、11勝7敗でセ・リーグ最高順位の3位だった。連勝中は投手陣が1試合平均1.4失点と試合を作れば、打線も1試合平均6得点と攻守ががっちりとかみ合った。特に打線では、度会隆輝が好調なチームの原動力となっている。11日に1軍復帰したドラフト1位のルーキーは、6試合連続で打点をマークしている。横浜高校時代は1年夏と2年春に全国大会に出場した度会が、5年ぶりの聖地でも暴れまくるか。
BeeBetのオッズ(日本時間6月21日5時38分時点)は、阪神の勝利(延長含む)が「1.65」倍に対し、DeNAのそれが「2.15」倍。今季の対戦成績は阪神が4勝3敗1分けで勝ち越している。さらに5月10日からの3連戦では阪神が2勝1敗だったこともあるためか、阪神に人気が傾いている。