読売ジャイアンツと福岡ソフトバンクホークスの一戦が28日に東京ドームで行われる。巨人は山﨑伊織、ソフトバンクは有原航平が先発予定となっている。
28日から日本生命セ・パ交流戦が開幕する。各チームは6月半ばまで計18試合を戦う。過去18回でパ・リーグの球団が優勝13回と圧倒しているが、一昨年の東京ヤクルトスワローズ、昨年の横浜DeNAベイスターズと直近2年はセ・リーグの球団が制覇している。
首位から2ゲーム差の巨人(23勝21敗4分)は、1位阪神タイガースとの3連戦に勝ち越し、良い状態で交流戦に臨むことができる。先発マウンドを任される3年目の山﨑は、今季8試合の先発で無傷の4勝をマーク。防御率もリーグ2位の1.46と、初の2けた勝利を記録した昨年がフロックではないことを証明している。パ・リーグ首位のソフトバンクにも安定した投球が期待される。打線では、5試合連続安打中の丸佳浩に注目する。
パ・リーグ首位を快走するソフトバンク(29勝13敗2分)は2位に4.5差をつけて独走状態に近いが、3連敗と調子を落としている。交流戦を境に、チームの調子を取り戻せるか注目だ。不調の原因は、連敗中にわずか2点しか取れていない攻撃陣にある。特に柳田悠岐は22日の試合から数えて15打数ノーヒットと不振にあえいでいる。後続の山川穂高もやや調子を落としているので、中軸2人の奮起がカギを握りそうだ。先発予定の有原は今季8試合の登板で4勝3敗と貯金1だが、防御率2.03と抜群の安定感を誇る。
BeeBetのオッズ(日本時間5月28日6時38分時点)は、ソフトバンクの勝利(延長含む)が「1.72」倍に対し、巨人のそれが「2.00」倍とソフトバンクがやや優勢とみられている。両チーム合わせた合計得点のオーバー/アンダーに目を向けてみると、5.5得点以上が「1.92」倍に対し5.5得点以下が「1.80」倍。昨年の交流戦は、両チームの合計得点が6点、16点、6点と3連戦すべてが6点以上だった。そのことを考慮に入れると、合計6点以上になる可能性があることも視野に入れておいた方がいいかもしれない。