阪神タイガースと読売ジャイアンツの一戦が24日に阪神甲子園球場で行われる。阪神は及川雅貴、巨人は戸郷翔征が先発予定となっている。
首位を走る阪神は、5年目の及川がキャリア2度目の先発マウンドに上がる。佐々木朗希(千葉ロッテマリーンズ)、奥川恭伸(ヤクルトスワローズ)と同期の左腕は、今季1軍初登板となった5月17日のヤクルト戦で2回無失点の好投で首脳陣の信頼を得て今回のチャンスをつかんだ。2軍では6試合に登板(うち先発4試合)して、4勝1敗、防御率2.45の成績を残し、奪三振率も10.74と三振が取れる決め球を持っているピッチャーだ。
対する巨人は、阪神とは3ゲーム差の3位。ここ5試合で勝ち星から遠ざかっているだけに、3連戦の初戦を取って弾みをつけたいところだ。先発の戸郷は、今季の阪神戦で2戦2勝と相性抜群だ。ここまでの3カードのうち、戸郷が初戦に先発したのは2カード。その場合は、いずれもカード勝ち越しを決めているので、戸郷の出来が今カードの行方を左右すると言っても過言ではない。
両チームの今季の対戦成績は、4勝4敗1分けとまったくの五分。3カード連続でホームのチームが勝ち越しており、今回はホームの阪神が優位か。
しかし、BeeBetのオッズ(日本時間5月24日11時24分時点)は、巨人の勝利(延長含む)が「1.70」倍に対し、阪神のそれが「2.05」倍と巨人に人気が集まっている。両チーム合わせた合計得点のオーバー/アンダーに目を向けてみると、5.5得点以上が「1.77」倍に対し、5.5得点以下が「1.95」倍となっており、両チームの先発投手の出来次第では荒れた試合になる可能性もある。