北海道日本ハムファイターズと読売ジャイアンツの交流戦3連戦が14日からエスコンフィールドHOKKAIDOで行われる。初戦の先発予定は巨人が戸郷翔征、日本ハムが山﨑福也となっている。
泥沼の6連敗で4月8日以来の借金生活に突入した巨人は、エースの戸郷を立てて連敗脱出を図る。2カード連続で3タテを食らったチームは、得点力不足が深刻な課題。13日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦は、今季11度目の零封負けだった。4番の岡本和真は6月に入って本塁打ゼロ。しかも、ここ6試合では打率.050(20打数1安打)と絶不調だ。悩める主砲は自らの一発で不調を脱し、眠れる打線も覚醒させたい。先発の戸郷は、前回のオリックス・バファローズ戦で8回2失点と力投したが、打線の援護なく負け投手になった。ここ5試合の先発でチーム得点が平均1.4点とサポートに恵まれないが、今回も粘り強く投げて、打線の援護を待ちたい。
対する日本ハムは、交流戦4カードぶりに勝ち越しを決め、首位とは7ゲーム差ながら貯金7でパ・リーグ2位につける。初戦に先発予定の山﨑は、ここまでハーラートップの6勝をマーク。防御率も2.12と安定した成績の左腕は、対左打者の被打率.273に対し、対右打者の被打率.197と右バッターを得意としている。岡本、坂本勇人ら右打者を封じて、巨人打線を勢いづかせないようにすることが勝利への近道だろう。
BeeBetのオッズ(日本時間6月14日5時30分時点)は、巨人の勝利(延長含む)が「1.77」倍に対し、日本ハムのそれが「1.95」倍。巨人が連敗ストップすることに人気が傾いている。なお、昨年の東京ドームでの対戦は、初戦を快勝した日本ハムが最終的に2勝1敗で3連戦を勝ち越した。