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5.19 オレクサンドル・ウシク対タイソン・フューリー|オッズ・見どころ

世界ヘビー級4団体のベルトをかけたオレクサンドル・ウシク対タイソン・フューリーの一戦が、日本時間5月19日(日)にサウジアラビアのリヤドにあるキングダム・アリーナで行われる。 タイソン・フューリー対オレクサンドル・ウシクのオッズはこちらでチェック オレクサンドル・ウシクとは 一度は流れたとも報道された世紀のカードがいよいよ実現する。ウクライナ出身のウシクは、2012年ロンドン五輪のヘビー級で金メダリストに輝き、2013年にプロデビュー。2016年にWBO世界クルーザー級のチャンピオンベルトを巻くと、その後2018年1月にWBC、同年7月にWBC&IBFのベルトも手にしてクルーザー級アンディスピューテッド・チャンピオンとなった。2019年にはヘビー級に転向し、2021年9月にWBA/WBO/IBF/IBOの世界ヘビー級王者だったアンソニー・ジョシュアを破り2階級制覇を達成した。ここまで21戦21勝(14KO)の戦績で、KO率は66.67%を誇る。 タイソン・フューリーとは 対するイギリス出身のフューリーは、2015年にWBA/IBF/WBO世界ヘビー級王者だったウラジミール・クリチコをユナニマスディシジョンで破り統一ヘビー級チャンピオンとなった。その後は健康的な問題や薬物とアルコール乱用のため王座を返上するも、2020年2月にデオンテ・ワイルダーを破りWBC世界ヘビー級王者の座に就いた。2022年に引退と撤回を繰り返して世間を騒がせ、2023年10月には元UFC世界ヘビー級王者の総合格闘家フランシス・ガヌーとノンタイトル戦を実施。戦前の予想ではフューリーの圧倒的有利だったが、フューリーは3回にダウンを奪われるなど苦戦し、判定の末に何とか勝利した。戦績は35戦34勝(24KO)1分けで、KO率は68.57%。 今カードのBeeBetの予想(2024年5月14日0時20分時点)では、フューリー勝利が「1.93」倍に対し、ウシク勝利が「1.98」倍と拮抗している。ドローのオッズは「17.00」倍なので、勝敗はつくと予想される。ラウンド数の勝敗では、ウシクの判定勝ちが「2.60」倍の一番人気で、フューリーの判定勝ちが「2.65」倍で続く。KO決着となると、フューリーの9ラウンドから12ラウンドの勝利がそれぞれ「36倍」となっており、KO勝ちとなるとフューリー、判定までもつれるとウシクが優勢と予想されている。 オレクサンドル・ウシクの戦績・経歴 国籍:ウクライナ 生年月日:1987年1月17日 身長:191センチ リーチ:198センチ ファイト数:21 戦績:21勝0敗(14KO) タイソン・フューリーの戦績・経歴 国籍:イギリス 生年月日:1988年8月12日 身長:206センチ リーチ:216センチ ファイト数:35 戦績:34勝(24KO)0敗1引き分け ボクシングの勝敗予想&オッズはこちらでチェック  

井上尚弥vsルイス・ネリの最新オッズ

井上尚弥対ルイス・ネリの4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチが5月6日(月・祝)に東京ドームでいよいよ火ぶたが切られる。 この世紀の一戦のBeeBetの最新オッズは、井上の勝利(ドローなし)が1.03倍に対して、ネリの勝利(ドローなし)が11倍と井上が圧倒的な人気を誇る。ラウンド別の決着に目を向けると、一番人気は井上の判定勝ちで5.3倍、そして井上の7ラウンド勝利が9.75倍で続き、10倍を切るのはこの2通りのみとなっている。なお、ネリが勝つ場合、判定勝ちが18倍で人気を集め、その他はすべて81倍と高いオッズをつけている。 (オッズは日本時間5月6日19時55分時点) 最新の勝敗予想&オッズはこちらでチェック

どっちが勝つ?井上尚弥vsマニー・パッキャオの仮想ファイト

井上尚弥は、5月6日(月・祝)に東京ドームでルイス・ネリとグローブを交える。日本が世界に誇るアンディスピューテッド・チャンピオンは、自らが保持するスーパーバンタム級4団体のベルトを賭けることで、彼のスーパースターの地位をさらに高めるだろう。 最新の勝敗予想&オッズはこちらでチェック 恐るべきパワーパンチャーの井上は、2023年にスーパーバンタム級に階級を上げても類まれなるKO能力は継続された。7月にはスティーブン・フルトンをストップしてWBCとWBOタイトルを獲得。そして12月には、IBFとWBAのベルトをマーロン・タパレスから奪取して、2階級で4団体統一王者に登りつめた。 今回の相手であるネリは、以前に日本での試合が禁止されていたことから、興味深い対戦相手として確立された。55,000人収容の東京ドームは1990年以来、ボクシングの試合を開催していないが、34年前に起きたことがボクシングとある種の同義語となっている。 42-1のアンダードッグだったジェームス・”バスター”・ダグラスがマイク・タイソンを倒し世界ヘビー級タイトルを獲得したのは有名なエピソードだ。今日、タイソンは井上ファンの一人として積極的に参加し、2023年に自身のポッドキャストで称賛していたほどだ。 「井上のことは好きではないが、マニー・パッキャオよりましだ」。 タイソンによるパッキャオとの比較は即座に話題を呼び起こした。真の偉大な舞台に足を踏み入れる準備をする中で、タイソンが想起したファンタジーマッチを考えることは魅惑的すぎる。予測不可能で抽象的な要素がたくさんあるが、この戦いには42-1のアンダードッグはいないほど拮抗するだろう。 パッキャオの21世紀最高のボクサーとしての地位は、彼がより高い階級での活躍、特にパウンド・フォー・パウンドの潮流となったウェルター級での戦いに基づいている。しかし、パッキャオの信じられないほどの履歴は、フライ級から始まる8つの階級でのタイトル獲得を含むことだ。井上も今やライトフライ級、スーパーフライ級、バンタム級、スーパーバンタム級の4階級のチャンピオンであり、後者2つでは無敵だ。 パッキャオは2001年にスーパーバンタム級で米国デビュー。その試合は、オスカー・デ・ラ・ホーヤのWBCスーパーウェルター級タイトルマッチ挑戦の前座だったが、パッキャオは信じられないパフォーマンスを披露した。パッキャオは、当初出場予定だったエンリケ・サンチェスの代役としてリングに立ち、明らかなアンダードッグだったが、相手のレドワバを圧倒。第2ラウンドにダウンさせるとその後も2度のダウンを奪い、第6ラウンドでTKO勝ちした。 パッキャオはスーパーバンタム級で4度防衛し、その後フェザー級でマルコ・アントニオ・バレラを破ってステップアップした。これがパッキャオの真のレガシー構築の始まりであり、バレラ、エリック・モラレス、そして彼の最大のライバルであるフアン・マヌエル・マルケスとの信じられないほどの一連の戦いの始まりだ。 井上vsマニー・パッキャオ、スーパーバンタム級の最上最高マッチはどっちが勝つ? この試合では、お互いが炎を炎で返し、それぞれの武器を非常に異なる方法で展開することが確実だ。パッキャオの信じられないほどの技術、スピード、そしてボリュームは、対戦の前半にはより戦略的な井上を圧倒する脅威となるかもしれない。井上のノニト・ドネアとのスリリングな一戦、そして直近のタパレスとの戦いで見せた井上の一時的なフットワークに関する苦労は、両者のファンにとって励みとなるだろう。 ある意味で、バレラやモラレスを止めたパッキャオの姿が、井上に同じような苦痛を与えることを想像するのは簡単かもしれない。しかし、もしノックアウトについて話すなら、それは『モンスター』の領域だ。 井上が戦ってきた25人のうち、最終ラウンドのゴングを聞いたのは3人しかいない。その中で直近のドネアは、再戦の際には2ラウンドで無慈悲にも撃破された。試合を終わらせる決定的な力を持つ選手は存在する中、パッキャオは確かにその1人だった。その一方で、圧倒的な破壊力を持つ井上のような稀有なボクサーもいる。 井上のパワーはこの架空の試合に大きな影響を与える。パッキャオはレドワバを倒す前に2度のノックアウト負けを経験しておりフライ級に無用な長居をした。無名のフィリピン人ボクサーが、パッキャオを一時的に意識不明にさせるほどのオーバーハンドの左を繰り出せば、ボンサイ・サンスラートがボディブローでパッキャオをマットに沈めた。 スーパーバンタム級のパッキャオは素晴らしく、井上が打ち破ってきたエリートな対戦相手と肩を並べるほどの強さだ。しかし、当時の彼は少々荒く、井上のノックアウト能力は、パッキャオのリング上の技術と絶妙なテクニックをも打ち消すだろう。 もし井上のテクニックが正確であれば、彼はパッキャオのラッシュをしのぎ切ることができるかもしれない。そして、井上は、彼のキャリアを止められる可能性を示した男に、決定的な打撃を与えるだろう。 井上尚弥vsマニー・パッキャオのファンタジーファイト予想:井上が9ラウンドKO勝利 最新の勝敗予想&オッズはこちらでチェック

井上尚弥vsルイス・ネリの予想、オッズ、ベット動向は? スーパーバンタム級王座決定戦

ボクシング界のスーパースターの井上尚弥が、半世紀以上ぶりに日本人アンディスピューテッド・チャンピオンとして防衛戦を行う。井上は5月6日(月・祝)に東京ドームでスーパーバンタム級の4団体タイトル(WBA/WBC/IBF/WBO)をかけてルイス・ネリと対戦する。 最新の勝敗予想&オッズはこちらでチェック 井上(戦績26勝0敗、23KO)はバンタム級の4団体統一王者だったが、タイトルを統一した直後にスーパーバンタム級に階級を上げている。最後の日本人選手で統一王者を防衛したのは、1970年代初頭から中盤にかけてスーパーウェルター級の王座を2度獲得した“炎の男”こと輪島功一以来だ。 対するネリ(戦績36勝1敗、27KO)は、122ポンド級で井上にとって最も危険な挑戦者となり得るだろう。このメキシコ出身のサウスポーファイターは、世界2階級制覇王者であり、長年にわたり世界クラスの対戦相手と戦ってきている。現在のスーパーバンタム級では最も強敵である。そんなネリの2023年2月のアザト・ホバニシャン戦は、リングマガジンの年間最高試合に選ばれているほどだ。 この日本で行われる世紀の一戦の試合のオッズと最終予測を紹介する。 井上尚弥 vs ルイス・ネリのベッティングオッズ BeeBet(ビーベット)のオッズ(5月3日7時8分時点)では、井上の勝ちが「1.05」倍、ネリの勝利が「9.0」倍と井上が圧倒的な人気だ。勝利方法でも、井上のTKO勝ちが「1.15」倍と段違いな人気を誇っている。勝敗とラウンド数については、「井上の判定勝ち」の5.8倍が一番人気となっており、井上の4~6ラウンドの勝利が「9.75」倍で続いている。オッズだけで考えれば、26戦23KOの井上が4ラウンドから6ラウンドあたりでネリを仕留めなければ、判定までもつれる予想となっている。 なお、アメリカのオンラインスポーツブックメーカー「Per BetMGM」によれば、井上が「-1000」の有利なオッズで、ネリが「+600」のアンダードッグ。引き分けのオッズは「+2500」となっている。 井上尚弥 vs ルイス・ネリの試合予想、おすすめのベット 両者ともに最高峰の実力と火力を持ち、短期決戦が予想される。そのため、フルラウンドまで戦うことは考えにくいだろう。 パウンド・フォー・パウンドで見れば、井上尚弥はボクシング界で最も強烈なパンチを持つ選手の一人であり、井上のノックアウト率は88%に達し、放つパンチすべてに火薬が詰まっているかのようだ。井上は遠距離でも近距離からでも致命的なダメージを与えられるだけの力を持っている。 一方で、ネリはノックアウト率が77%。井上と同じようなワンパンチのパワーは持ち合わせていないが、コンビネーションからの蓄積させるダメージを与える能力に長けており、非常に攻撃的なスタイルだ。また、2016年7月から2019年7月にかけて、ネリは11試合連続ノックアウト記録を達成している。 階級を上げていくにつれて、井上が相手を倒すまでの時間は軽量級の頃に比べて長くなっているが、最後はしっかりとKO勝利を収めるファイターだ。スーパーバンタム級を統一した際には、井上は2023年にスティーブン・フルトン(8ラウンドTKO)とマーロン・タパレス(11ラウンドKO)を両者KOで倒している。 ネリは2021年にブランドン・フィゲロア相手に7ラウンドで敗北したのが、プロキャリアで唯一の敗戦だ。フィゲロアは井上よりも体格が大きいが、井上と同じほどの強打は持っていない。ネリがボクシング界で最も冷酷なフィニッシュ力を持つ井上に対して試合中盤まで持ち堪えることは難しいだろう。 最終的な予測:井上、6ラウンドでTKO勝ち(BeeBetのオッズ: 9.75) 最新の勝敗予想&オッズはこちらでチェック

井上尚弥vsルイス・ネリのアンダーカード:メインイベント前の全試合

5月6日(月・祝)、東京ドームにて井上尚弥がルイス・ネリとの4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチに挑む。この試合に加えアンダーカードの試合も魅力十分なバウトだ。 最新の勝敗予想&オッズはこちらでチェック 井上尚弥(戦績:26勝0敗)は言わずと知れたチャンピオンである。この日本人スターはスティーブン・フルトンとマーロン・タパレスにKO勝利を収めスーパーバンタム級を制覇し、男性ファイター史上2人目となる2階級4団体統一王者となった。 『モンスター』はパウンド・フォー・パウンド(無差別級ランキング)でも上位に入るほどの強者で、多くの人々が彼を昨今の世界最強ボクサーだと讃えている。井上尚弥は2014年4月6日にWBC世界ライトフライ級王座を獲得してから、ずっとチャンピオンの地位で戦ってきた。 ルイス・ネリ(戦績:35勝1敗)は過去に山中慎介とのWBC世界バンタム級タイトルマッチにおいて、1度目は4ラウンドKO、2度目は2ラウンドTKOと勝利を収めるも、禁止薬物や体重超過といった問題を起こし、日本ボクシング協会から無期限活動停止処分を受けていた。 元チャンピオンは現在4連勝中、これまで27試合をKOで勝利している。なお、この試合にあたってネリの処分は解除された。 アンダーカードでは3つのタイトルマッチが行われ、オーストラリアのスターや井上尚弥の弟などが出場する予定だ。 井上尚弥vsルイス・ネリのアンダーカード 以下、井上尚弥vsルイス・ネリのアンダーカードを紹介する。 ジェイソン・マロニーvs武居由樹 階級:バンタム級 マロニーの戦績:27勝2敗 武居の戦績:8勝0敗 団体・称号:WBO世界バンタム級王座 ジェイソン・マロニーは、武居由樹を相手にWBO世界バンタム級王座の防衛戦に挑む。 マロニーは、世界王座決定戦でエマヌエル・ロドリゲスと井上尚弥に敗れた過去を持つが、2023年5月にビンセント・アストロラビオを倒しWBO世界バンタム級王座を手に入れ、現在6連勝中だ。 一方、元K-1チャンピオンの武居は2014年から2020年までキックボクシング界で活躍。ボクシングに転向してからKO率100%という驚きの結果を残している。 井上拓真vs石田匠 階級:バンタム級 井上の戦績:19勝1敗 石田の戦績:34勝3敗 団体・称号:WBA世界バンタム級王座 井上拓真は、石田匠を相手にWBA世界バンタム級王座の防衛戦に挑む。 井上尚弥の弟、拓真は直近の6試合で連勝中。2023年4月にリボリオ・ソリスを抑え、かつて兄の尚弥が手にしたWBA世界バンタム級王座を獲得した。 一方の石田は2017年に行われたWBA世界スーパーフライ級王座を賭けた戦いでカリッド・ヤファイに判定負けして以来の世界挑戦となり、それ以降の戦績は10勝2敗、現在5連勝中だ。 ユーリ阿久井政悟vs桑原拓 階級:フライ級 阿久井の戦績:19勝2敗1分 桑原の戦績:13勝1敗 団体・称号:WBA世界フライ級王座 ユーリ阿久井政悟は、桑原拓を相手にWBA世界フライ級王座の防衛戦に挑む。 かつてサッカー少年だった阿久井は今年1月、アルテム・ダラキアンを撃破してWBA世界フライ級王者に。今回が初の防衛戦となる。 桑原は現在5連勝中でそのうち4試合でKO勝利。昨年7月にウラン・トロハツをKOで倒し、同階級の中で名を揚げた。 最新の勝敗予想&オッズはこちらでチェック

『モンスター』退治へ、ルイス・ネリが井上尚弥に勝利する可能性は?

5月6日(月・祝)、東京ドームのリングでアンディスピューテッド・チャンピオン井上尚弥と対峙した時、人々がルイス・ネリに期待しているのはかませ犬の役割でしかない。メキシコ人サウスポーは2階級制覇の実績を持ちながらも、「BeeBet」が井上の勝利「1.04」倍に対して、ネリの勝利「9.25」倍のオッズをつけるほど、この試合で圧倒的不利と予想されている。 最新の勝敗予想&オッズはこちらでチェック ネリが番狂わせを起こし、井上有利を予想するファンやエキスパートに一泡吹かせることは可能なのだろうか。ボクシングの歴史には、驚くべき結末の待っていた試合が全ての階級で数多く存在している。最近で言えば4月20日(土)、ライアン・ガルシア(アメリカ)が圧倒的不利というオッズを覆し、PFP(パウンドフォーパウンド)のスター、デビン・ヘイニー(アメリカ)に初黒星をつけた例もある。この結果を予想できた人は多くはないだろう。 井上(26勝0敗、23KO)は現在、世界中に敵なしの強さを見せつけているファイターだ。そのパンチで4階級制覇を果たし、これまでにノックアウトも量産してきた。しかも、80年代「黄金の中量級」の1人として史上初の5階級制覇を果たしたトーマス・ハーンズとは異なり、井上は強打を受けてもびくともしないように見える。 対するネリ(35勝1敗、27KO)もまた素晴らしいファイターである。メキシコのティファナ出身の元チャンピオンは世界レベルのスキルに加え、戦績が示す通りの強烈なパンチもある。この点で、井上がこれまでこの階級で勝利した2人のボクサーとは大きく異なる。スティーブン・フルトンは21勝のうちKO勝利は8戦のみ、マーロン・タパレスは37勝のうちKO勝利は19戦のみだった。だがネリには対戦相手を打ち砕く力がある。 ここでは、ネリにとってキャリア最大の大一番となる井上尚弥戦の勝利の可能性について探っていく。 ルイス・ネリは井上尚弥をノックアウトできるのか? もしネリがベストショットを相手の顎に命中させられれば、スーパーバンタム級の誰が相手であってもノックアウトするだけの力がネリにはある。パワーの使い方も巧みで、『リングマガジン』の年間最優秀試合にも選ばれたアザト・ホバニシャン(アルメニア)戦ではそうしたシーンが何度となく見られた。 ネリはまた、カウンターパンチの名手でもあり、特に左のパンチはスピードがある強力な武器だ。もし井上に一撃入れることができれば、大きなダメージを与えられるはずだ。加えて、ネリには持ち前の負けん気、一気呵成に攻め込むだけの勇気がある。 問題は、井上を仕留められるかだろう。過去24戦のうち、井上が窮地に陥ったのはわずかに1試合、2019年の年間最優秀試合に選ばれたノニト・ドネア戦だけだ。その試合、井上は眼窩骨を骨折し、少なくとも2回ほどふらつく場面が見受けられた。 しかし、それだけのダメージを受けながらも、井上は12回を戦い切り、ユナニマスデシジョンで判定勝ちを収めた。日本が誇るスターは、勢いを取り戻したレジェンド、強烈なパンチを持つドネア相手に真っ向から勝負してみせた。 ネリが井上からKOを奪ったら大騒ぎになるだろう。 ルイス・ネリは井上尚弥相手に判定勝ちを収められるか? 強烈なパンチ力を持ち、数々のノックアウトシーンを繰り広げてきたボクサーの場合、得てしてそのほかの武器は霞んでしまうもの。ボクシングファンの見方はそういうものだ。 しかし、井上には完璧なテクニック、タイミングのうまさがある。昨年5月のスティーブン・フルトン戦前には、ボクサーとして優れたフルトンを相手に井上が苦戦すると見る向きも多かった。しかし、井上はこの才能あるアメリカ人ボクサーを前に戦術面でも上回り、最後は強烈な一撃でマットに沈めてみせた。 ネリのスキルも評価されてしかるべきものだが、井上を全てのラウンドで上回ることができるだけのスタイルを持ち合わせているわけではない。軽量級でそれだけの力を持つボクサーは今のところ見当たらない。ただ、序盤のフレッシュな状態でダメージを回避できれば、メキシコ人ボクサーには井上に肉薄するだけのだけの力はある。 ネリにとってアドバンテージとなりうる点があるとすればワークレートだ。ホバニシャン戦でネリは11回のTKO勝利までに688回のパンチを放ち、210回をヒットさせた。タパレス戦の井上は同じく11回までに410回を放ち、ヒット数は146回だった。とはいえ、この2試合を比べること自体、あまり意味はないだろう。 ネリが多くのパンチを繰り出しながら井上を相手に12回を戦い切り、判定勝ちできるか? 賢いギャンブラーならその賭けには乗らないだろう。 最新の勝敗予想&オッズはこちらでチェック

井上尚弥の対戦相手、ルイス・ネリはなぜ日本のボクシング界から追放されていたのか? その経緯

5月6日(月・祝)、ルイス・ネリ(メキシコ)は東京ドームのリングで、現在のボクシング界で最もタフなチャレンジに挑む。ネリの前に立ちはだかるのは、スーパーバンタム級のアンディスピューテッド・チャンピオンに君臨するノックアウトアーティスト『モンスター』井上尚弥だ。 最新の勝敗予想&オッズはこちらでチェック ネリ(35勝1敗、27KO)にはこれまでにもトップクラスのボクサーと対戦した実績がある。32歳のサウスポーはWBCバンタム級、スーパーバンタム級で2階級制覇を果たしてきた。俊敏かつパワフルで、器用さのあるボクサーであり、自国で戦う井上にとってもタフな試合となる可能性は高い。 しかし、ネリのこれまでのキャリアは決して輝かしい側面ばかりではなかった。元世界チャンピオンでありながらもネリはつい最近まで日本のボクシング界から無期限活動停止処分を受けており、今回の井上との一戦が実現するにあたっては日本ボクシング協会の承認を受けることが必要だった。ありがたいことにその処分は解かれ、世界中のボクシングファンは今、このスリリングな対決に胸躍らせることができている。 なぜネリは日本のボクシング界から無期限活動停止処分を受けていたのか? ここではネリの波乱に満ちた過去について紹介していく。 ルイス・ネリはなぜ日本のボクシング界から無期限活動停止処分を受けたのか? 2017年、ネリは12度にわたって王座防衛を続けていたWBCバンタム級世界王者・山中慎介を4回TKOで沈めた。だが試合後になって、試合前に行われたドーピング検査における禁止薬物(ジルパテロール)の陽性反応が判明して大問題に。『リングマガジン』は即座にネリの王座を剥奪したが、WBCはネリの処分を保留した。 結局、WBCはESPNを通じて発表した声明の中で、「(WBCは)ネリにとって不利な検査結果が、パフォーマンスを向上させるため意図的に禁止物質を摂取した結果だったという十分な確証は得られなかった。すべての情報と事実を考慮し、今回の検査結果は汚染された食物によるものだったと結論づける」とした。 ネリは、トレーニングキャンプ中に大量の牛肉を食べていたことが陽性反応につながったとする宣戦供述書をWBCに対して提出している。実際、メキシコの農場には家畜のサイズを大きくするためにジルパテロールを使用している場所があることがいくつかの情報筋でも確認された。 ただ、問題はこれで終わらなかった。7ヶ月後の2018年3月、ネリと山中の再戦が行われ、山中は2回TKOで敗れた。ただ、計量時点でネリはバンタム級の制限体重を3パウンドオーバーしていた。山中はその上でこの試合に挑んだのだった。 日本ボクシング協会はこのネリの行動を問題視し、日本国内で試合する資格を無期限に停止する処分を下した。 なぜ無期限活動停止処分を受けていたネリが日本での試合を許可されたのか? ではなぜ、日本ボクシング協会は今回、ネリの日本での試合を許可したのか。その理由は発表されておらず、推測することしかできないが、最も受け入れられている推測は以下の通りだ。 ネリは二度にわたってキャリアの終盤に差し掛かっていたベテランの山中を倒した。しかし、その勝利はいずれも正式に認められた状況で勝ち取られたものではなかった。この事実は日本ボクシング協会にとっては受け入れがたいものだったはずだ。 もしこの屈辱を晴らすことができるボクサーがいるとすれば、井上尚弥以上の適任はいない。『モンスター』は現在、世界でも屈指のボクサーであり、圧倒的有利を伝えられる強力なパンチの持ち主だ。 なお、井上本人はこの試合がリベンジマッチとなることを否定している。 最新の勝敗予想&オッズはこちらでチェック

井上尚弥戦を前に改めて振り返る、ルイス・ネリとは? そのキャリア、戦績|5.6 東京ドーム

​日本が誇る世界スーパーバンタム級アンディスピューテッド・チャンピオン井上尚弥にとって、すべての試合は自分自身との戦いと言える。来るべき東京ドームでのビッグマッチ、ルイス・ネリとの世界スーパーバンタム級4団体王座統一タイトルマッチでもそれが変わることはないだろう。 最新の勝敗予想&オッズはこちらでチェック スーパーバンタム級の名だたる王者たちを打ち倒してきた井上にとって、ネリは現在この階級で考えられる最も手強い対戦相手となる。29歳のサウスポー、ネリは77%のKO率を誇り、過去に2階級を制覇、トップクラスのボクサーとして名を馳せている。 最上級のパワーと豊富な経験値を持ち合わせる『パンテラ(黒豹)』ことネリには、『モンスター』井上尚弥への畏怖はない。そもそも挑戦者であるネリはこの一戦に引き摺り込まれたわけではない。それどころか、ネリは1年以上の歳月を費やしてこの一戦の実現を追い求めてきた。 「我々の狙いは井上尚弥だ。これはビッグファイトになる。そして必ず仕留める」とネリは2023年2月のアザト・ホバニシャン戦に勝利した後、「Fight Hub TV」の取材でそう語った。 ネリは自らの言葉を現実のものとするか、それともこのビッグマウスの代償を井上が払わせるのか? ルイス・ネリとは? ネリは2012年5月にプロデビューを果たすと、世界への挑戦権を手にするまでに23連勝、うち17戦でKO勝利をマークした。世界戦の相手はWBC/『リングマガジン』バンタム級世界タイトルを保持する無敗の日本人王者・山中慎介だった。 2017年8月15日、このタイトルマッチでネリは4ラウンドで山中からTKO勝利を収め、一気にスターダムへと駆け上がるかに思われた。しかしながら、メキシコ人ボクサーにとっての最高の瞬間はあっという間に騒動へと移り変わっていった。 キャリアベストとも言うべき試合から1週間後、試合前の検査でネリが禁止薬物のジルパテロールに対して陽性反応を示していたという事実が発覚、『リングマガジン』は即座にネリの王座を剥奪し、山中を世界王者に復帰させた。一方、WBCは食品汚染が原因だったと言うネリの弁明を受け入れ、ネリのタイトル保持を認めた。 事態はそこで収束しなかった。2018年3月、山中とのリマッチに際し、ネリはバンタム級の体重制限を3ポンド(約1.36kg)オーバー、WBCのタイトルを失った。山中はそのハンデを承知でこの試合を行なったが、ネリの前に2ラウンドでTKO負けを喫した。 この試合結果を「受け入れられない」としたJBC(日本ボクシング協会)は、ネリに対して日本国内での無期限の出場停止処分を科した。 山中戦の後、ネリは4連勝を飾り、空位だったWBCスーパーバンタム級の王座を狙うべく、階級を上げた。そして2020年9月26日、当時無敗だったアーロン・アラメダを判定で下し、2階級制覇を成し遂げた。 この時もまた、ネリの栄光は長くは続かなかった。次戦でWBO世界スーパーバンタム級王者ブランドン・フィゲロアとの統一王座戦に挑んだネリは7回TKO負けを喫した。この敗戦が現在に至るまでのキャリアでネリが喫した唯一の黒星となっている。 フィゲロア戦後のネリは4連勝中、3試合でKO/TKO勝利を飾っている。また、ホバニシャンとの一戦は2023年の『リング誌』最優秀ファイトに輝いている。 今回、井上尚弥との対戦が実現するにあたって、JBCはネリに対する無期限の出場停止処分を解除した。 ルイス・ネリの戦績、スタッツ、バイオ 国籍:メキシコ 誕生日:1994年12月12日(29歳) 身長: 165センチ リーチ:169センチ 試合数: 36試合 戦績: 35勝1敗(17KO勝利) 井上尚弥の戦績、スタッツ、バイオ 国籍:日本 誕生日:1993年4月10日(31歳) 身長: 165センチ リーチ: 171センチ 試合数: 36試合 戦績:26勝0敗(23KO勝利) 最新の勝敗予想&オッズはこちらでチェック

2024年のパウンド・フォー・パウンドを制するのは井上尚弥か、クロフォードか?

スーパーバンタム級のアンディスピューテッド・チャンピオン井上尚弥は、パウンド・フォー・パウンド(PFP)最高峰のボクサーなのか。 5月6日(月・祝)、日本が世界に誇るチャンピオンが東京ドームで迎えるルイス・ネリとの世界スーパーバンタム級4団体統一タイトルマッチが近づくにつれ、ボクシング・ファンの間ではこの議論が再燃することになるだろう。 最新の勝敗予想&オッズはこちらでチェック PFPのトップファイターを選ぶのは、言ってみれば自分の一番好きな色やお気に入りのレストランを選ぶようなものだ。最終的には好みの問題になってしまう。過去10年間で言えば、フロイド・メイウェザーが階級を問わず世界最高のボクサーと考えられてきた。しかし、それをマニー・パッキャオのファンの前で口にすれば、反論されるに違いない。それもかなり強烈に、だ。 現在のPFPのランキングでは、井上を推すか、ウェルター級王者のテレンス・クロフォードを推すか、ファン・専門家の間でも意見が分かれるところだろう。 両者ともに無敗を維持している 両者ともに優れたテクニックを持っている 両者ともに複数の階級で王座に就いている 両者ともに2階級のアンディスピューテッド・チャンピオンに輝いている はっきり言って、井上とクロフォードの上に出るものはいない。そこで、ここでは、『モンスター』井上尚弥が今日のボクシング界最高のボクサーであるという意見を、名門『The Ring』誌(リングマガジン)の元編集人で、現本誌格闘技部門副編集長のトム・グレイが検証する。 井上尚弥は世界最高峰のPFPファイターか? 2023年に階級を上げ、4階級制覇を果たした今、井上の凄さを過小評価することは難しい。 しかしながら、現時点では『リングマガジン』では世界最高峰のPFPファイターはテレンス・クロフォードという評価で固まっている。 2023年7月、『バド』はエロル・スペンスJr.を相手に圧巻の9ラウンドTKO勝利を飾り、ウェルター級のアンディスピューテッド・チャンピオンとなった。このアメリカ人チャンプは何年も期待されてきたスーパーファイトでセンセーショナルなパフォーマンスを披露し、その戦績を40勝0敗に伸ばした。 一方の井上(26勝0敗、23KO)もまた、スティーブン・フルトン、マーロン・タパレスを破り、スーパーバンタム級のアンディスピューテッド・チャンピオンになるという素晴らしい一年を送った。それでもクロフォードのスペンス戦勝利のインパクトが日本人チャンプの1年間を上回ったと言えるだろう。 井上尚弥vsテレンス・クロフォードは実現するか? 現時点で井上の主戦場はスーパーバンタム級(122ポンド)、井上のキャリアの中では4つ目の階級となる。一方のクロフォードは現在、彼にとって4階級目となるスーパーウェルター級(154ポンド)を目指している。 結論から言えば、クロフォードの方が明らかに体が大きく、2人の対戦はあまりにも現実味がなさすぎる。 ルイス・ネリを倒すことで井上尚弥はPFPのNo.1ファイターとなれるのか? ネリを倒せば、井上がPFPのNo.1に君臨する可能性はあるだろう。メキシコ人のサウスポーは世界クラスのボクサーで、この階級では最も脅威となる存在だ。 もしクロフォードに劣る点があるとすれば、それは試合の少なさだ。多くのファンが井上こそPFPのトップファイターだと考える理由もそこになる。『モンスター』は5月6日の防衛戦に勝利すれば、18ヶ月の間に3勝目を挙げることになる。その間、クロフォードが戦ったのはスペンス戦の1試合しかない。 もし、この2人以外にPFPのトップを狙う存在がいるとすれば、オレクサンドル・ウシクだろう。ウクライナのテクニシャンは5月18日、サウジアラビアでタイソン・フューリーと対戦する。もしこの試合にウシクが勝利すれば、1990年のイベンダー・ホリーフィールド以来となる、クルーザー級の元アンディスピューテッド・チャンピオンによるヘビー級のアンディスピューテッド・チャンピオン獲得となる。 最新の勝敗予想&オッズはこちらでチェック