世界ヘビー級4団体のベルトをかけたオレクサンドル・ウシク対タイソン・フューリーの一戦が、日本時間5月19日(日)にサウジアラビアのリヤドにあるキングダム・アリーナで行われる。
タイソン・フューリー対オレクサンドル・ウシクのオッズはこちらでチェック
オレクサンドル・ウシクとは
一度は流れたとも報道された世紀のカードがいよいよ実現する。ウクライナ出身のウシクは、2012年ロンドン五輪のヘビー級で金メダリストに輝き、2013年にプロデビュー。2016年にWBO世界クルーザー級のチャンピオンベルトを巻くと、その後2018年1月にWBC、同年7月にWBC&IBFのベルトも手にしてクルーザー級アンディスピューテッド・チャンピオンとなった。2019年にはヘビー級に転向し、2021年9月にWBA/WBO/IBF/IBOの世界ヘビー級王者だったアンソニー・ジョシュアを破り2階級制覇を達成した。ここまで21戦21勝(14KO)の戦績で、KO率は66.67%を誇る。
タイソン・フューリーとは
対するイギリス出身のフューリーは、2015年にWBA/IBF/WBO世界ヘビー級王者だったウラジミール・クリチコをユナニマスディシジョンで破り統一ヘビー級チャンピオンとなった。その後は健康的な問題や薬物とアルコール乱用のため王座を返上するも、2020年2月にデオンテ・ワイルダーを破りWBC世界ヘビー級王者の座に就いた。2022年に引退と撤回を繰り返して世間を騒がせ、2023年10月には元UFC世界ヘビー級王者の総合格闘家フランシス・ガヌーとノンタイトル戦を実施。戦前の予想ではフューリーの圧倒的有利だったが、フューリーは3回にダウンを奪われるなど苦戦し、判定の末に何とか勝利した。戦績は35戦34勝(24KO)1分けで、KO率は68.57%。
今カードのBeeBetの予想(2024年5月14日0時20分時点)では、フューリー勝利が「1.93」倍に対し、ウシク勝利が「1.98」倍と拮抗している。ドローのオッズは「17.00」倍なので、勝敗はつくと予想される。ラウンド数の勝敗では、ウシクの判定勝ちが「2.60」倍の一番人気で、フューリーの判定勝ちが「2.65」倍で続く。KO決着となると、フューリーの9ラウンドから12ラウンドの勝利がそれぞれ「36倍」となっており、KO勝ちとなるとフューリー、判定までもつれるとウシクが優勢と予想されている。
オレクサンドル・ウシクの戦績・経歴
- 国籍:ウクライナ
- 生年月日:1987年1月17日
- 身長:191センチ
- リーチ:198センチ
- ファイト数:21
- 戦績:21勝0敗(14KO)
タイソン・フューリーの戦績・経歴
- 国籍:イギリス
- 生年月日:1988年8月12日
- 身長:206センチ
- リーチ:216センチ
- ファイト数:35
- 戦績:34勝(24KO)0敗1引き分け