井上尚弥戦を前に改めて振り返る、ルイス・ネリとは? そのキャリア、戦績|5.6 東京ドーム

ボクシング

日本が誇る世界スーパーバンタム級アンディスピューテッド・チャンピオン井上尚弥にとって、すべての試合は自分自身との戦いと言える。来るべき東京ドームでのビッグマッチ、ルイス・ネリとの世界スーパーバンタム級4団体王座統一タイトルマッチでもそれが変わることはないだろう。

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スーパーバンタム級の名だたる王者たちを打ち倒してきた井上にとって、ネリは現在この階級で考えられる最も手強い対戦相手となる。29歳のサウスポー、ネリは77%のKO率を誇り、過去に2階級を制覇、トップクラスのボクサーとして名を馳せている。

最上級のパワーと豊富な経験値を持ち合わせる『パンテラ(黒豹)』ことネリには、『モンスター』井上尚弥への畏怖はない。そもそも挑戦者であるネリはこの一戦に引き摺り込まれたわけではない。それどころか、ネリは1年以上の歳月を費やしてこの一戦の実現を追い求めてきた。

「我々の狙いは井上尚弥だ。これはビッグファイトになる。そして必ず仕留める」とネリは2023年2月のアザト・ホバニシャン戦に勝利した後、「Fight Hub TV」の取材でそう語った。

ネリは自らの言葉を現実のものとするか、それともこのビッグマウスの代償を井上が払わせるのか?

ルイス・ネリとは?

ネリは2012年5月にプロデビューを果たすと、世界への挑戦権を手にするまでに23連勝、うち17戦でKO勝利をマークした。世界戦の相手はWBC/『リングマガジン』バンタム級世界タイトルを保持する無敗の日本人王者・山中慎介だった。

2017年8月15日、このタイトルマッチでネリは4ラウンドで山中からTKO勝利を収め、一気にスターダムへと駆け上がるかに思われた。しかしながら、メキシコ人ボクサーにとっての最高の瞬間はあっという間に騒動へと移り変わっていった。

キャリアベストとも言うべき試合から1週間後、試合前の検査でネリが禁止薬物のジルパテロールに対して陽性反応を示していたという事実が発覚、『リングマガジン』は即座にネリの王座を剥奪し、山中を世界王者に復帰させた。一方、WBCは食品汚染が原因だったと言うネリの弁明を受け入れ、ネリのタイトル保持を認めた。

事態はそこで収束しなかった。2018年3月、山中とのリマッチに際し、ネリはバンタム級の体重制限を3ポンド(約1.36kg)オーバー、WBCのタイトルを失った。山中はそのハンデを承知でこの試合を行なったが、ネリの前に2ラウンドでTKO負けを喫した。

この試合結果を「受け入れられない」としたJBC(日本ボクシング協会)は、ネリに対して日本国内での無期限の出場停止処分を科した。

山中戦の後、ネリは4連勝を飾り、空位だったWBCスーパーバンタム級の王座を狙うべく、階級を上げた。そして2020年9月26日、当時無敗だったアーロン・アラメダを判定で下し、2階級制覇を成し遂げた。

この時もまた、ネリの栄光は長くは続かなかった。次戦でWBO世界スーパーバンタム級王者ブランドン・フィゲロアとの統一王座戦に挑んだネリは7回TKO負けを喫した。この敗戦が現在に至るまでのキャリアでネリが喫した唯一の黒星となっている。

フィゲロア戦後のネリは4連勝中、3試合でKO/TKO勝利を飾っている。また、ホバニシャンとの一戦は2023年の『リング誌』最優秀ファイトに輝いている。

今回、井上尚弥との対戦が実現するにあたって、JBCはネリに対する無期限の出場停止処分を解除した。

ルイス・ネリの戦績、スタッツ、バイオ

  • 国籍:メキシコ
  • 誕生日:1994年12月12日(29歳)
  • 身長: 165センチ
  • リーチ:169センチ
  • 試合数: 36試合
  • 戦績: 35勝1敗(17KO勝利)

井上尚弥の戦績、スタッツ、バイオ

  • 国籍:日本
  • 誕生日:1993年4月10日(31歳)
  • 身長: 165センチ
  • リーチ: 171センチ
  • 試合数: 36試合
  • 戦績:26勝0敗(23KO勝利)

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