ジャーボンテイ・デービスの次戦は? 井上尚弥戦も候補か

ボクシング

ジャーボンテイ・デービスは、日本時間2日にブルックリンのバークレイズ・センターで行われた最新の試合で、ラモン・ローチをKOできなかった。実際、WBAライト級タイトルマッチは物議を醸す結末となった。

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デービス(30勝0敗1分)は第9ラウンドに膝をつくような形になり、自らコーナーに戻って目を拭いた。しかし、レフェリーはダウンも失格も宣告せず、そのまま試合続行。最終的に意外な「ドロー」決着となった。

デービスは現在プレミア・ボクシング・チャンピオンズ(PBC)に所属しており、ターキー・アラルシク氏が関わるマッチルームやトップランクとは契約していない。

2023年にライアン・ガルシアを倒して「ボクシング界の顔」と呼ばれて以来、デービスの試合はわずか2戦のみ。フランク・マーティンに勝利し、ローチ戦を迎えた。2023年にはひき逃げ事件で自宅軟禁、その後収監されるなど、法的問題も抱えていた。

「2025年はもっとリングに上がりたい。理想は年間3試合。まずはローチ戦、その後のプランを決めていく」とデービスは語る。

では、デービスの次戦候補は誰か。有力候補をまとめた。

① ジャーボンテイ・デービス vs ラモン・ローチ再戦

物議を醸した試合展開を考えれば、最も妥当なのはローチとの再戦だ。第9ラウンドで膝をついた場面についてローチ側は「勝利に近かった」と主張している。

CompuBoxのデータでは、デービスは279発中103発(37%)、ローチは400発中112発(28%)をヒット。デービスのパワーパンチ成功率は44%、ローチは35%と拮抗している。
デービスも再戦には前向きな姿勢を示しており、再びニューヨークでの開催が有力視される。

② ジャーボンテイ・デービス vs シャクール・スティーブンソン

デービスと同階級のWBCライト級王者シャクール・スティーブンソンとの対戦も注目度が高い。
スティーブンソン(23勝0敗)は階級をまたいで戦ってきた技巧派。直近では急遽代役で登場したジョシュ・パドリーを撃破している。

「デービスのパンチが自分に当たるとは思えない。過去にスパーもしているし、彼のスタイルは知り尽くしている」とスティーブンソンは自信満々。
このビッグマッチ実現にはマッチルームが間に入る必要があり、調整次第だ。

③ ジャーボンテイ・デービス vs キーショーン・デービス

同じライト級の新王者、キーショーン・デービスとの対戦も浮上。キーショーン(13勝0敗)はデニス・ベリンチクをKOしWBO王座を獲得。試合後もデービスへの挑戦をアピールしている。

「タンク(デービス)には俺と戦う度胸はない」と挑発的な発言を続けるキーショーン。
ただ、「追いかけるつもりはない。タンクが逃げるならそれまで」と強気の姿勢を崩していない。

④ ジャーボンテイ・デービス vs 井上尚弥

ファンやメディアが夢見る一戦が、「モンスター」井上尚弥との対決。圧倒的な攻撃力を誇る二人の対戦はファンタジーマッチとして語られてきた。

井上(29勝0敗)は1月にキム・イェジョンを撃破し、次戦候補に中谷潤人やムロジョン・アフマダリエフなどが挙がる。しかし、井上がライト級まで階級を上げる必要があり、現実的には難しい状況だ。デービス自身も体重差を理由に井上戦を否定しており、今のところ実現可能性は低い。

⑤ ジャーボンテイ・デービス vs ワシル・ロマチェンコ

かつて実現目前とされたのがロマチェンコ戦だ。IBF王者のロマチェンコ(18勝3敗)はジョージ・カンボソスJrに勝利したが、その後は活動休止。家族との時間を優先しているという。

現在IBFから暫定王座決定戦の勝者との防衛戦を義務付けられており、デービス戦は2025年中に組まれる可能性は極めて低い。

まとめ

  • 最有力:ラモン・ローチ再戦
  • 注目カード:シャクール・スティーブンソン戦
  • 実現期待:キーショーン・デービス戦
  • 夢の対戦:井上尚弥戦
  • 実現困難:ワシル・ロマチェンコ戦

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