日本時間2月22日、サウジアラビアで開催される『DAZN PPV』 にて、WBC世界スーパーウェルター級暫定タイトルマッチが行われる。王者ヴァージル・オルティスJr. が、元WBA世界スーパーウェルター級王者イスラエル・マドリモフ を迎え撃つ。
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この一戦は、アルツール・ベテルビエフ vs. ドミトリー・ビボル 2のアンダーカード として実施され、年間最高試合候補 に挙げられる注目の対決となっている。
オルティスvsマドリモフ：試合の背景
ヴァージル・オルティスJr.（22勝0敗、22KO）
オルティスは近年、横紋筋融解症に苦しみ、試合数が限られていた。しかし、2023年にウェルター級からスーパーウェルター級に転向し、3戦3勝（3KO） で完全復活を果たした。特に2024年8月のセルヒー・ボハチュク戦は「年間最高試合」に選ばれる激闘 となり、オルティスのタフネスが際立った。
元スパーリングパートナーでもあるマドリモフとの対戦について、オルティスは「誰が相手でも構わない。最初の数ラウンドは探り合いなしに激しい試合になるはずだ」と自信を見せている。
イスラエル・マドリモフ（10勝1敗1分、7KO）
マドリモフは2023年にWBAスーパーウェルター級王座を獲得 するも、4か月後にテレンス・クロフォードに敗れ、王座から陥落。その後の再起戦として、オルティスとの対戦を選んだ。
「クロフォード戦で世界に自分を知らしめた。今回の試合で、王者として再びタイトルを獲得する」と語り、リベンジのチャンスに燃えている。
オッズと勝敗予想
オッズ（海外ブックメーカー提供、2月20日時点）
| 選手 | 勝利オッズ |
| ヴァージル・オルティスJr. | $1.88 |
| 引き分け | $17.00 |
| イスラエル・マドリモフ | $2.05 |
試合のポイント
- オルティスの圧力 vs. マドリモフのフットワーク
オルティスは激しいプレッシャーと高い攻撃精度（36.2%） を誇る。平均1ラウンド26.9発のジャブ を放ち、試合を支配するスタイルだ。一方、マドリモフはフットワークと角度を活かした独特のスタイル で対抗する。
- マドリモフのパワーは通用するか？
マドリモフはクロフォード戦でパワーパンチの命中数と精度で優位に立っていた（30.5% vs 21.9%）。また、マゴメド・クルバノフやミシェル・ソロをKOした実績もある。オルティス相手にそのパワーが通用するかがカギとなる。
- オルティスはタフネスで勝負できるか
ボハチュク戦では2度のダウンを喫しながらも、最終的に112-89のパンチ数で圧倒。オルティスのスタミナと耐久力が、マドリモフの動きに対応できるかが焦点となる。
最終予想：オルティスが判定勝ち
オルティスは接戦に強く、過去の試合でタフな相手にも耐え抜いて勝利している。マドリモフは技術的に優れたボクサーだが、オルティスのスタミナとプレッシャーが試合後半に響く可能性が高い。
予想は、オルティスが判定勝利（オッズ $2.85）。
この試合の真の勝者は、ファンになるかもしれない。