2024年日本シリーズ第6戦は3日、横浜DeNAベイスターズが福岡ソフトバンクホークスを本拠地で迎える。勝利すれば横浜にとって26年ぶりの日本一が確定する一戦。これまでの戦いで横浜は徐々に調子を上げ、三浦大輔監督の采配も的中している。雨によって1日順延となった試合は、どのような結果となるか。
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両先発の注目ポイント
横浜の先発は大貫普一。30歳の右腕は、第2戦に先発するも3回途中でノックアウト。そこから中5日の先発マウンドでリベンジに燃える。序盤から攻めの姿勢で好調なリリーフ陣につなげたいところだ。
対するソフトバンクの先発は、シリーズ初戦で投打に活躍したエース有原航平。第1戦では7回無失点、打撃でも先制タイムリーを放つなど、文句なしのパフォーマンスを披露した。打線が沈黙している現在、有原の力投が再び求められる。
横浜の勢いと打線の活躍
横浜は第3戦からの連勝で勢いを増しており、特に第5戦では打線が大爆発。筒香嘉智がタイムリーで先制し、今シリーズで不振だった牧秀悟の3ランで大きくリードを広げた。森敬斗や梶原昴希、桑原将志らも好調を維持しており、下位打線からつながる攻撃も機能している。さらに、三浦監督の采配も冴えており、第5戦で今シリーズ初スタメンだったフォードがチャンスメイクするなど、布陣の妙が光る。
ソフトバンクの苦境と立て直しのカギ
一方、ソフトバンクは打線がここ数試合で沈黙しており、26イニング無得点が続く苦しい状況。DH制が使えないセ・リーグ本拠地での試合となり、故障のある近藤健介をどのように起用するかがポイントとなる。
試合の行方と歴史的瞬間の期待
圧倒的なレギュラーシーズン成績を誇ったソフトバンクと、貯金差40の下剋上を狙う横浜。ここまでの戦いで見せた横浜の勢いが第6戦でも続くかが焦点となる。横浜のファンにとっては、26年ぶりの日本一が目前に迫り、熱い応援の後押しが期待される試合となる。
勝敗予想オッズ
ブックメーカー「BeeBet」の勝敗予想オッズ(2024年11月2日5時46分時点)は、横浜の勝利(延長含む)が「2.45 」倍に対して、ソフトバンクの勝利が「1.57」倍と優勢。ビジターのチームがすべて勝利しているシリーズだけあって、敵地に乗り込むソフトバンクに人気が傾いている。