パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第1戦が、16日にみずほPayPayドームで行われ、リーグ優勝のソフトバンクホークスが北海道日本ハムファイターズを迎え撃つ。
ソフトバンクにとっては、レギュラーシーズン最終戦の10月4日以来、12日ぶりの実戦となる。打線には故障から復帰した柳田悠岐に加え、本塁打・打点の二冠王山川穂高、盗塁王の周東佑京といったタイトルホルダーがスタメンに名を連ねる。近藤健介も調子が良ければ出場が予想されるが、首位打者の起用は小久保裕紀監督が当日の状態を見極めてから決定する方針だ。
日本ハムはファーストステージで初戦を落としたものの、2戦目のサヨナラ勝ちから勢いに乗り、最終戦も投打が噛み合ってファイナルステージに進出。打線では、清宮幸太郎、レイエス、万波中正がファーストステージでいずれも打率3割超えと好調。ソフトバンクのマークが集中する中、今季ソフトバンク戦で打率.333を記録している上川畑大悟の活躍が期待される。
ソフトバンクの先発は、今季14勝で最多勝に輝いた右腕・有原航平。だが、日本ハム戦では5試合に登板して0勝2敗、防御率4.11と苦戦を強いられてきた。古巣相手の大舞台でのピッチングに注目が集まる。
一方の日本ハムは、エースの伊藤大海を温存してこの試合に備えた。今季のソフトバンク戦では6試合に登板し、4勝1敗、防御率2.63と抜群の成績を残しており、CSファイナルステージでもその実力を発揮できるかが鍵となる。
両チームの今季対戦成績は12勝12敗1分けと互角。リーグを圧倒的な強さで制したソフトバンクだが、パ・リーグ5球団の中で唯一勝ち越せなかった相手が日本ハムである。実力伯仲の一戦で、どちらが初戦を制するか注目だ。
ブックメーカー「BeeBet」のオッズ(2024年10月16日8時6分時点)は、ソフトバンクの勝利(延長含む)が「1.67」倍に対し、日本ハムの勝利(延長含む)が「2.10」倍となっている。