ロサンゼルス・ドジャースは日本時間28日、敵地に乗り込みコロラド・ロッキーズと3連戦の初戦を戦う。ドジャースの大谷翔平は、9試合連続安打中で首位打者のタイトルも視界に入ってきており、本塁打、打点を合わせた三冠王も夢ではなくなってきた。ナ・リーグの三冠王は、1937年のジョー・メドウィック(セントルイス・カーディナルス)を最後に出ていない。大谷が87年ぶりの偉業に向けてラストスパートに入った。
ドジャースは27日のサンディエゴ・パドレス戦に勝利しナショナル・リーグ西地区優勝を決めた。大谷は悲願の地区優勝を達成したわけだが、レギュラーシーズン残り3試合で気になるのはタイトルの行方。本塁打(53)と打点(126)はほぼ手中に収めているが、打率(.305)は目下リーグ3位。トップのルイス・アラエス(パドレス)とは7厘差、2位マルセル・オズナ(アトランタ・ブレーブス)とは5厘差だ。仮に大谷がロッキーズとの3連戦で15打数9安打のペースならば、打率.312まで伸ばせる計算だ。アラエスは23打数2安打と調子を落としており、大谷が首位打者に輝く目がないわけではない。
今季のロッキーズ戦は、対戦した29球団の中で最高の打率.436をマークしている大谷。9月21日から行われたホームでの3連戦でも12打数8安打、2本塁打、3打点、4盗塁と大暴れだった。今度は打球が飛ぶことで知られるロッキーズの本拠地の一戦。再び大谷が快音を響かせ、三冠王のタイトルを決めるのか期待が高まる。
ブックメーカー「BeeBet」の勝敗予想オッズ(2024年9月27日16時36分)は、ドジャースの勝利(延長含む)が「1.55」倍に対し、ロッキーズの勝利(延長含む)が「2.55倍」と、今季の対戦成績で7勝3敗と勝ち越しているドジャースに人気が傾いている。