ロサンゼルス・ドジャースは日本時間8日、敵地でニューヨーク・ヤンキースとインターリーグを行う。先発予定はドジャースが山本由伸、ヤンキースがコディ・ポティートだ。ドジャースの大谷は、“ベーブ・ルースが建てた家”と呼ばれるヤンキー・スタジアムで一発を放つか。
大谷は、6日のピッツバーグ・パイレーツ戦で164キロを誇る豪速球右腕ポール・スキーンズから15号2ランを放つも、翌7日の同カードでは今季ワーストに並ぶ1試合3三振を喫しまだ本調子とは言えない状態だ。そんなコンディションの中で通算打率.130と苦にしているヤンキー・スタジアムに乗り込む。とはいえ、ヤンキー・スタジアムで放った6安打のうち4本が本塁打と驚異的な数字を残している。右中間が狭く、左打者に有利と言われるボールパークで浮上のきっかけをつかみたい。
先発予定の山本はヤンキースとは初対戦となる。アメリカン・リーグ東地区に所属するヤンキースは、ここまで8連勝中で地区首位を快走している。打線では、2022年にロジャー・マリスが保持していたア・リーグの年間最多本塁打記録を更新する62本塁打を放ったアーロン・ジャッジをはじめ、2019年にワシントン・ナショナルズのワールドシリーズ優勝に貢献し今季からヤンキースでプレーするフアン・ソト、ここ数年は低迷気味だが一発があるジアンカルロ・スタントンなど強打者がずらりと並び、山本にとっては気の抜けない打者ばかりだ。中でも特に注意したいのが、ジャッジだろう。身長201センチ、体重128キロのスラッガーは、ア・リーグトップの21本塁打に加え、同2位の54打点、同7位の打率.293と三冠王も狙えるほどの成績を残している。今季7勝目を目指す山本は、とにかくジャッジの前にランナーをためないことが勝利への近道だ。
BeeBetのオッズ(2024年6月7日12時48分時点)では、ドジャースの勝利(延長含む)が「1.83」倍に対し、ヤンキースのそれが「2.00」倍で拮抗しているものの、山本が先発するドジャースの勝利に人気が傾いている。ただ、得点ハンディキャップが1.5(延長含む)の場合、ヤンキースの勝利が「1.62」倍に対し、ドジャースの勝利が「2.30」倍となっており、2点以上のハンディキャップならヤンキース勝利が人気となる。