ロサンゼルス・ドジャースは日本時間30日、ニューヨーク・ヤンキースと敵地でワールドシリーズ第4戦に臨む。ドジャースは3連勝でシリーズ制覇に王手をかけている。第2戦で左肩を亜脱臼するも出場を続けるドジャースの大谷は、自身初となるワールドシリーズでのホームランでチームに勝利を呼び込むか期待が高まる。
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27日の試合で走塁の際に左肩を亜脱臼した大谷だったが、痛みをおして第3戦も出場。スイングの際に痛みで顔をしかめる仕草も見られたがフル出場し、ノーヒットながらフォアボールとデッドボールで2度の出塁を果たした。第4戦については、ドジャースのデイブ・ロバーツ監督が出場することを明言しており、10月28日のニューヨーク・メッツ戦以来、6試合ぶりとなるポストシーズン4本目の一発が飛び出すか注目したい。
第4戦でヤンキースの先発を務めるのは26歳の右腕ルイス・ギル。大谷はこのギルとは6月10日に対戦し、センターフライ、ライトライナー、レフトフライと完ぺきに封じられた。
ドミニカ共和国出身のギルはメジャー3シーズン目の今季、それまでわずか1勝だったが、15勝7敗、防御率3.50と大きく飛躍。ポストシーズンでは19日のクリーブランド・インディアンス戦に先発して4回2失点と試合を作り、チームに勝利をもたらした。投球スタイルは、160キロ近いフォーシムがおよそ半分を占め、変化球はスライダーとチェンジアップの2種類のみ。この3種類のボールを駆使して、投球イニング以上の三振を奪うパワータイプのピッチャーだ。
ブックメーカー「BeeBet」の最新オッズ（10月29日16時6分時点）では、ドジャース勝利が「2.15」倍、ヤンキースが「1.73」倍と、崖っぷちに立たされたヤンキースに支持が集まっている。