阪神タイガースと横浜DeNAベイスターズが対戦するセ・リーグクライマックスシリーズ(CS)のファーストステージ第2戦が13日に阪神甲子園球場で行われる。先勝した横浜は、勝てばファイナルステージ進出が決まる重要な一戦だ。
横浜は、エースの東克樹が故障で4回を終えて降板するアクシデントに見舞われながらも、救援陣が粘り強く相手打線を抑え、初戦を制した。第2戦の先発マウンドには、今季8勝を挙げた右腕ジャクソンが立つ。阪神戦では6試合で1勝1敗ながら防御率2.10を記録し、さらに甲子園球場では防御率1.53と好相性を誇る。
打線の中心は、初戦で3安打を放った2番牧秀悟と3番佐野恵太。絶好調の2人がチャンスを演出し、4番オースティンが2打点を挙げる勝負強さを見せた。この第2戦でも、牧と佐野の連携で好機を作り、オースティンと5番宮﨑敏郎で確実にランナーを返す狙いだ。
一方、崖っぷちに立たされた阪神は、連覇を目指して後がない状況で第2戦に臨む。先発を務めるのは28歳の左腕・高橋遥人。今季はわずか5試合の先発で4勝1敗、防御率1.52という好成績を収めた。横浜戦は今季初登板となるが、この大一番で思い切った投球ができるかが鍵を握る。
打撃陣では、初戦で3三振と振るわなかった佐藤輝明が復調できるかが重要だ。最終回に3安打を集中して1点を返す粘りも見せたが、この勢いを第2戦の序盤から持続し、流れを引き寄せたい。
ブックメーカー「BeeBet」の予想(2024年10月13日3時53分)では、阪神の勝利(延長含む)が「1.55」倍に対し、横浜の勝利(延長含む)が「2.35」倍となっており、初戦を落とした阪神に人気が傾いている。