パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第2戦、北海道日本ハムファイターズと千葉ロッテマリーンズの一戦が13日にエスコンフィールドで行われる。
日本ハムは、初戦を落とし、崖っぷちの状況。先発した加藤貴之が7回途中2失点と踏ん張ったものの、打線がわずか5安打と低調だった。その中でも3番レイエスと6番万波中正がそれぞれ2安打と気を吐いた。調子の良い選手を見極める能力に長けた新庄剛監督が、第2戦でどのような打順を組むかに注目が集まる。
先発マウンドを託されるのは24歳の金村尚真。今季7勝6敗、防御率2.38を記録し、特にロッテ戦では3勝を挙げている。新庄監督は先発の山﨑福也をブルペン待機させることを明言し、総力戦で第2戦を勝ちにいくつもりだ。
一方のロッテは、初戦で佐々木朗希が8回無失点の好投。打線もポランコと中村奨吾がソロ本塁打を放ち、確実に援護した。この勢いを生かし、小島和哉が第2戦で先発する。2年連続2けた勝利の左腕エースは、今季の日本ハム戦では7試合で1勝4敗と相性に苦しむものの、クオリティスタート(先発で6回以上、自責点3以下)が5回と安定感はある。防御率も3.28と及第点で、援護次第で流れを引き寄せる可能性が高い。
打線では、今季の日本ハム戦で打率3割5分以上を記録している荻野貴司と藤原恭大が注目。初戦でも荻野が1安打、藤原が2安打と好機を演出し、出塁で流れを作った。第2戦でもチャンスメイクを続け、ソトやポランコら中軸に得点機を提供したい。
ブックメーカー「BeeBet」の予想オッズ(2024年10月13日3時34分時点)では、日本ハムの勝利(延長含む)が「1.68」倍に対し、ロッテの勝利(延長含む)が「2.10」倍と、日本ハム優勢の予想となっている。