メジャーリーグはレギュラーシーズンが終了し、日本時間2日からポストシーズンが開幕した。プレーオフには計12チームが出場。地区シリーズは、地区優勝チームの勝率1位、2位とワイルドカードシリーズを勝ち上がった4チームで争う。ここでは、アメリカン・リーグの地区シリーズの予想オッズ、見どころ、日程、結果をまとめる。
*ブックメーカー「BeeBet」の予想オッズは勝敗予想で引き分けなし(延長含む)
アメリカン・リーグ 地区シリーズ
*3戦先勝でリーグ優勝決定シリーズに進出
*上段がホームチーム
ニューヨーク・ヤンキース対カンザスシティ・ロイヤルズ
日程・結果・予想オッズ
*ブックメーカー「BeeBet」のオッズは2024年10月10日11時23分時点
試合 | 日時 | 対戦カード・結果 | 勝敗予想オッズ | 開催地 |
第1戦 | 10月6日(日) 7:38 |
ヤンキース 6 ロイヤルズ 5 |
ヤンキース勝利:1.50 ロイヤルズ勝利:2.65 |
ヤンキー・スタジアム |
第2戦 | 10月8日(火) 8:38 |
ヤンキース 2 ロイヤルズ 4 |
ヤンキース勝利:1.67 ロイヤルズ勝利:2.20 |
ヤンキー・スタジアム |
第3戦 | 10月10日(木) 8:08 |
ロイヤルズ 2 ヤンキース 3 |
ロイヤルズ勝利:1.95 ヤンキース勝利:1.87 |
カウフマン・スタジアム |
第4戦* | 10月11日(金) 9:08 |
ロイヤルズ 1 ヤンキース 3 |
ロイヤルズ勝利:1.65 ヤンキース勝利:2.30 |
カウフマン・スタジアム |
見どころ
勢いに乗るロイヤルズが、地区シリーズでヤンキースと対戦するため、ブロンクスに乗り込む。
ロイヤルズはア・リーグワイルドカードシリーズでボルティモア・オリオールズをスイープし、トップレベルの投手力でオリオールズを封じ込めた。エースのコール・ラガンズは、第1戦で6回無失点のピッチングを披露し、その後も他の投手陣が続き、18イニングでわずか1点しか許さなかった。
ロイヤルズも多くの得点を挙げたわけではなく、合計で3得点にとどまったが、チームのスター選手でMVP候補のボビー・ウィットJr.が、第1戦と第2戦で決勝点を叩き出し、勝利に貢献した。
カンザスシティはその勢いをヤンキー・スタジアムに持ち込み、強力なヤンキースと対戦する。アーロン・ジャッジとフアン・ソトは、歴史的なレギュラーシーズンを経て、初めてのポストシーズンに臨む。これが、ピンストライプ(ヤンキースのユニフォーム)を着た2人にとって最初で、そしてもしかすると最後のポストシーズンになるかもしれない。
ニューヨークは、2009年以来のペナント制覇を目指しており、通常の宿敵であるアストロズはすでに敗退している。ロイヤルズは、2014年と2015年の過去2回のプレーオフ出場でいずれもワールドシリーズに進出している。
クリーブランド・ガーディアンズ対デトロイト・タイガース
*ブックメーカー「BeeBet」のオッズは2024年10月11日13時00分時点
日程・結果・予想オッズ
試合 | 日時 | 対戦カード・結果 | 勝敗予想オッズ | 開催地 |
第1戦 | 10月6日(日) 2:08 |
ガーディアンズ 7 タイガース 0 |
ガーディアンズ勝利:1.67 タイガース勝利:2.25 |
プログレッシブ・フィールド |
第2戦 | 10月8日(火) 5:08 |
ガーディアンズ 0 タイガース 3 |
ガーディアンズ勝利:2.05 タイガース勝利:1.77 |
プログレッシブ・フィールド |
第3戦 | 10月10日(木) 4:08 |
タイガース 3 ガーディアンズ 0 |
タイガース勝利:1.92 ガーディアンズ勝利:1.90 |
コメリカ・パーク |
第4戦* | 10月11日(金) 7:08 |
タイガース 4 ガーディアンズ 5 |
タイガース勝利:2.00 ガーディアンズ勝利:1.85 |
コメリカ・パーク |
第5戦* | 10月13日(日) 5:38 |
ガーディアンズ 7 タイガース 3 |
ガーディアンズ勝利:2.05 タイガース勝利:1.78 |
プログレッシブ・フィールド |
* – 必要な場合
見どころ
粘り強いタイガースがア・リーグ地区シリーズに進出し、ガーディアンズとの中地区対決に挑む。
タイガースは、ア・リーグワイルドカードシリーズで強敵ヒューストン・アストロズをスイープし、その勢いを保ち続けている。エースのタリク・スカバルが第1戦で圧倒的なピッチングを見せ、続く第2戦では、代打のアンディ・イバネスが8回に逆転の3点適時二塁打を放ち、逆転勝利を収めた。
タイガースはここ2ヶ月間、堅実な投手陣とタイムリーな打撃という同じフォーミュラで勝ち続けてきた。8月11日の時点で勝率が.500を8ゲーム下回っていたタイガースは、そこから33勝13敗の成績を収め、さらにもう1つの強敵を倒すことを目指している。
ガーディアンズも多くの優秀なリリーフ陣を擁し、タイガースと似たチーム構成を誇っている。特に、ア・リーグ最多の47セーブをマークしたクローザーのエマニュエル・クレースが注目だ。
ガーディアンズは打線において若干の優位性を持っており、その大きな要因はオールスター選手のホセ・ラミレス(39本塁打、41盗塁)とジョシュ・ネイラー(31本塁打)の存在だ。この強力な打撃陣があれば、ガーディアンズが2016年のワールドシリーズ進出以来となるリーグ優勝決定シリーズ進出を果たす可能性もあるだろう。