メジャーリーグはレギュラーシーズンが終了し、日本時間2日からポストシーズンが開幕する。プレーオフには12チームが出場。ワールドシリーズ進出をかけて、まずは地区優勝チームの中で最も勝率が低いチームとワイルドカード3チームの各リーグ4チームでワイルカードシリーズが行われる。ここでは、アメリカン・リーグのワイルドカードシリーズの予想オッズ、見どころ、日程、結果をまとめる。
*ブックメーカー「BeeBet」の予想オッズは勝敗予想で引き分けなし(延長含む)
アメリカン・リーグ ワイルドカードシリーズ
*2戦先勝でディビジョン・シリーズに進出
*上段がホームチーム
ボルティモア・オリオールズ対カンザスシティ・ロイヤルズ
日程・結果・予想オッズ
*ブックメーカー「BeeBet」のオッズは2024年10月2日11時2分時点
試合 | 日時 | 対戦カード・結果 | 予想オッズ |
第1戦 | 10月2日(水) 5:08 |
オリオールズ 0 ロイヤルズ 1 |
オリオールズ勝利:1.63 ロイヤルズ勝利:2.35 |
第2戦 | 10月3日(木) 5:38 |
オリオールズ 1 ロイヤルズ 2 |
オリオールズ勝利:1.65 ロイヤルズ勝利:2.30 |
見どころ
オリオールズとロイヤルズの対戦は、野球界でも有数の若手ショートストップ2人が注目を集める。
オリオールズ(91勝71敗)は、2023年に101勝を挙げたレギュラーシーズンの成功を完全には再現できなかった。しかし、今年のオリオールズは、昨年ポストシーズンで1勝もできなかったチームを超えて、さらに10月の深いステージに進むことを目指している。
その鍵を握るのは、主に強力な打線であり、特にショートストップのガーナー・ヘンダーソンが中心だ。初のオールスター出場を果たしたヘンダーソンは、37本塁打、92打点、OPS.893といったキャリアハイを記録した。
ロイヤルズ(86勝76敗)は、2015年のワールドシリーズ制覇以来、初めてプレーオフに戻ってきた。昨年はわずか56勝に終わったが、今年は見事に復活を遂げた。
ショートを守るボビー・ウィットJr.は、ロイヤルズの打線の核であり、野球界屈指の強打者へと成長した。ヘンダーソンと同様、ウィットも自己最高記録を更新し、32本塁打、109打点、打率.332、OPS.977をマークした。
ヒューストン・アストロズ対デトロイトタイガース
日程・結果・予想オッズ
*ブックメーカー「BeeBet」のオッズは2024年10月2日11時2分時点
試合 | 日時 | 対戦カード・結果 | 予想オッズ |
第1戦 | 10月2日(水) 3:32 |
アストロズ 1 タイガース 3 |
アストロズ勝利:1.65 タイガース勝利:2.30 |
第2戦 | 10月3日(木) 3:32 |
アストロズ 2 タイガース 5 |
アストロズ勝利:1.58 タイガース勝利:2.45 |
見どころ
タイガースは、奇跡的なシーズン終盤の快進撃で野球界を魅了した。8月初めには、勝率.500を8ゲーム下回り、プレーオフ進出の確率はわずか0.2%にまで低下していた。が、そこから31勝11敗という驚異的な成績でレギュラーシーズンを終え、2014年以来となるポストシーズン進出を決めた。
タイガースの成功は、ア・リーグのサイ・ヤング賞有力候補であるタリク・スクーバル率いる堅実な投手陣に支えられている。左腕のスクーバルは、今シーズン18勝、2.39の防御率、そして228奪三振でリーグをリードし、圧倒的な成績を残した。彼が第1戦の先発を務める予定だ。
アストロズは7シーズン連続でアメリカンリーグチャンピオンシップシリーズ(ALCS)に進出しており、プレーオフ出場は珍しいことではない。しかし、アストロズもまた、ポストシーズンにたどり着くまでに苦境を乗り越えた。6月中旬には、首位マリナーズに10ゲーム差をつけられていたのだ。しかし、菊池雄星の加入などでチーム状況が好転し、4年連続の地区優勝を飾った。
アストロズにとって健康状態が重要なカギを握っており、スター外野手ヨルダン・アルバレスは先週末に膝の捻挫を負った後、回復を目指している。アルバレスは3年連続でオールスターに選出され、今シーズンは35本塁打、OPS.959を記録した強打者だ。