ロサンゼルス・ドジャースは日本時間27日、敵地でシンシナティ・レッズと対戦する。ドジャースの大谷翔平は、8試合ぶりの本塁打が出るか期待がかかる。先発予定はドジャースが山本由伸、レッズがアンドリュー・アボットだ。
ここ7試合で28打数6安打、打率.214とバットが湿りがちな大谷。最後にホームランを放ったのは、5月18日のレッズ戦で8試合ぶりの快音を響かせられるか注目だ。レッズ先発予定のアボットは、今季10試合の先発で3勝4敗と黒星先行ながら、防御率2.68とまずまずの成績。メジャー2年目の左腕は、フォーシムを軸にチェンジアップ、スイーパー、カーブの球種を混ぜてピッチングを組み立てる。大谷は、アボットとはロサンゼルス・エンゼルス時代の8月24日に対戦して、シーズン最後の一発となる44号を放っている相性良い相手だ。
今季6勝目を狙う山本は、4連敗中のチームの救世主となるか。前回登板だったアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦では7回途中まで投げて8三振を奪うなど7安打2失点で勝利投手となり、5月は4試合の登板で無傷の3勝、防御率2.77と好調をキープしている。初対戦となるレッズ打線の中で特に注意したいのが、エリー・デラクルーズだ。昨季98試合の出場で打率.235、44打点、13本塁打、35盗塁をマーク。メジャー2年目の韋駄天は、今季もここまで31盗塁を記録してメジャートップを独走している。塁に出したらうるさいだけに、山本としては2番に座るデラクルーズをしっかりと抑えて、クリーンアップと分断したい。
BeeBetの予想(2024年5月26日13時27分時点)では、ドジャースの勝利(延長含む)が「1.50」倍に対し、ジャイアンツのそれが「2.70」倍でドジャース勝利に人気が集まっている。トータル得点のオーバー/アンダーのオッズは、8.5点以上はオーバーが「1.75」倍に対し、アンダーが「2.05」。それに対し、9.5点以上だとオーバーが「2.10」倍で、アンダーが「1.72」倍。8.5点以上9.5未満になる予想だが、カード初戦が計15点、2戦目が計4点。2日間の平均が9.5点だけに、このオッズにも頷けるが、山本の投球次第で良い意味で予想を裏切る可能性もあるかもしれない。