クライマックスシリーズ(CS)が12日に開幕。セ・リーグのファーストステージでは、2位の阪神タイガースと3位の横浜DeNAベイスターズが対戦し、2勝先勝のチームがファイナルステージに進む。全試合が阪神のホームで開催される。
今季の対戦成績は阪神が13勝11敗でわずかにリード。しかし、得点、打率、防御率の面では横浜が優勢だ。接戦なら阪神、打撃戦なら横浜に分がありそうな展開が予想される。
阪神の先発は才木浩人。8年目の右腕で、今季13勝3敗を挙げ、甲子園での無敗記録(6勝0敗)も光る。今季横浜戦には2度の登板で1勝0敗、防御率3.00と安定感を示した。
対する横浜は東克樹が登板予定。昨季の最多勝・防御率2冠を獲得したエースで、今季も13勝4敗、防御率2.16と好成績。阪神戦では5試合に先発し、2勝1敗、防御率3.55をマークしている。
打線の主軸となるのは、阪神が近本光司(3年連続盗塁王)や飛躍した森下翔太。この二人が出塁すれば、佐藤輝明(4年連続2桁本塁打)や得点圏打率.350超えの大山悠輔に繋がる可能性が高まる。
一方、横浜は首位打者のオースティン、4年連続20本塁打以上の牧秀悟、勝負強い宮崎敏郎や佐野恵太が中心。特に佐野は、9月29日の対戦で才木から3安打を放っており、注目のバッターだ。
ブックメーカー「BeeBet」の勝敗予想(2024年10月12日12時3分時点)は、阪神の勝利(延長含む)が「1.67」倍に対し、横浜の勝利(延長含む)が「2.10」倍となっている。