日本時間10日にメキシコで開幕したラグザス presents 第3回WBSCプレミア12。大会連覇を目指す野球日本代表の侍ジャパンは、韓国、オーストラリア、チャイニーズ・タイペイ、キューバ、ドミニカ共和国と同じグループBに属する。ここでは、ブックメーカー「BeeBet」が公開する日本代表の各試合の勝敗予想オッズ、見どころ、結果をお伝えする。
11月17日(日)19:00 キューバ代表戦
試合結果:日本代表 7-6 キューバ代表
勝敗予想オッズ
(オッズは2024年11月17日6時14分時点)
BeeBetのオッズ | |
日本勝利*ドローなし(延長含む) | 1.18 |
キューバ勝利*ドローなし(延長含む) | 4.30 |
得点差 -3.5(延長含む) *日本に-3.5点のハンディキャップ |
日本の勝利:1.97 キューバの勝利:1.75 |
試合の総得点 8.5得点 以上/以下 |
以上:1.77 以下:1.97 |
見どころ
台湾との全勝対決を制した日本代表は3連勝でグループB単独首位に立ち、スーパーラウンド進出に王手をかけた。打線は、先発初起用の源田壮亮が攻守で躍動。守備で華麗なグラブさばきを見せれば、打撃でも4回にソロ本塁打を放ち存在感を示した。また、チャイニーズ・タイペイの前まで無安打だった辰巳涼介にヒットが出れば、初スタメンだった佐野恵太も快音を響かせるなど、選手層の厚さを見せている。
先発予定は、左腕の早川隆久。左バッターのギベルトとサントスを封じて、キューバ打線を分断させたいところ。5回あたりまで投げ、後は強力なリリーフ陣につなげたい。
一方のキューバは、3試合目のオーストラリア戦でようやく今大会初勝利を挙げ、スーパーラウンド進出に向けて望みをつないだ。打線では、サントス、ドレイク、ギベルトの1番から3番まで出塁率が高く、福岡ソフトバンクホークスなどでNPB通算184本塁打の4番アルフレド・デスパイネの前にランナーをためたい。投手では、中日ドラゴンズの守護神ラウデル・マルティネスにつなげる展開に持ち込めるかがカギとなる。
11月16日(土)19:00 チャイニーズ・タイペイ代表戦
試合結果:日本代表 3-1 チャイニーズ・タイペイ代表
勝敗予想オッズ
(オッズは2024年11月16日6時36分時点)
BeeBetのオッズ | |
日本勝利*ドローなし(延長含む) | 1.25 |
チャイニーズ・タイペイ勝利*ドローなし(延長含む) | 3.70 |
得点差 3.5(延長含む) *チャイニーズ・タイペイに3.5点のハンディキャップ |
日本の勝利:2.00 チャイニーズ・タイペイの勝利:1.72 |
試合の総得点 8.5得点 以上/以下 |
以上:1.87 以下:1.85 |
見どころ
開幕から2連勝と好発進した2連勝チーム同士の首位攻防戦は、スーパーラウンド進出をかけた大事な一戦。侍ジャパンは、15日の韓国戦で2度リードを許す苦しい展開ながらも最後は勝ち切った。打線は2試合連続2けた安打と好調。特に森下翔太、牧秀悟の中央大学コンビはバットが振れている。さらに、小園海斗、紅林弘太郎も調子が良く、上位から下位まで切れ目がない。
投手陣は、藤平尚真の快投が目立つ。10日のチェコ戦から9者連続三振と無双の活躍を見せている。切れのある速球と切れ味鋭いフォークを武器にチャイニーズ・タイペイ打線も手玉に取るか注目だ。
対するチャイニーズ・タイペイは、少ない好機を生かして守り勝ってきた。13日の韓国戦では3安打、14日のドミニカ共和国戦も5安打しか許していない。強力投手陣が日本の打線にどこまで通用するかがカギとなる。
打者では、2試合で打率.714と勢いが止まらない3番のチェ・ジェシェンが要注意。30歳の左バッターは、身長173センチ、体重73キロと小柄ながら力強いスイングが持ち味で、韓国戦ではホームランを放った。2試合で計3本塁打を浴びている日本の投手陣は、チャイニーズ・タイペイの主将を務める背番号24には警戒する必要がありそうだ。
11月15日(金)19:00 韓国代表戦
試合結果:日本代表 6-3 韓国代表
勝敗予想オッズ
(オッズは2024年11月15日1時26分時点)
BeeBetのオッズ | |
日本勝利*ドローなし(延長含む) | 1.43 |
韓国勝利*ドローなし(延長含む) | 2.60 |
得点差 -1.5(延長含む) *日本に-1.5点のハンディキャップ |
日本の勝利:1.87 韓国の勝利:1.83 |
試合の総得点 9.5得点 以上/以下 |
以上:1.87 以下:1.83 |
見どころ
日本代表は15日、舞台を台湾に移して「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」の2戦目を戦う。対戦相手は、韓国。初戦を快勝した野球・日本代表の侍ジャパンは、因縁の相手にも勝って連勝を飾るか。
侍ジャパンは、13日のオーストラリア戦で一時は2点差に追いつかれる場面もあったが、森下翔太のヒットを足掛かりに牧秀悟の適時打で加点。8回にも森下と栗原陵矢の連続適時二塁打でオーストラリアを突き放した。13安打を放った打線は好調で、特に森下は4打数3安打、2安打の大暴れ。9日のチェコ戦から3試合連続マルチ安打とバットが振れている。韓国戦でも、森下、栗原、牧の前にランナーをためたいところだ。
投手陣では、中継ぎの藤平尚真が3者連続三振でオーストラリアの勢いを止め、最後も清水達也が3三振とぴしゃりと抑えた。短期決戦ではブルペン陣の活躍が欠かせないだけに、頼もしい存在だ。
対する韓国は、初戦のチャイニーズ・タイペイ戦を落とすも、2戦目のキューバ戦では、福岡ソフトバンクホークスのモイネロを攻略して勝利をつかんだ。打線の核は、キム・ドヨン。今季の韓国リーグで史上最年少の「30-30」を達成した21歳の若きスターは、キューバ戦ではモイネロからグランドスラムを放つなど、4打数3安打、2本塁打、5打点の大活躍だった。
日本と韓国の対戦は、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)、五輪、プレミア12など多くの国際大会で熱戦を繰り広げてきた。プレミア12に限って言えば、9年前の第1回大会では予選ラウンドでは日本が勝つも、準決勝では韓国が勝利し、勢いに乗った韓国は初代チャンピオンの座に就いた。5年前の第2回大会では、スーパーラウンドで勝利した日本が、決勝でも韓国を下し優勝した。国の名誉をかけた日韓戦は、盛り上がること必至だ。
11月13日(水)19:00 オーストラリア代表戦
試合結果:日本代表 9-3 オーストラリア代表
勝敗予想オッズ
(オッズは2024年10月14日8時56分時点)
BeeBetのオッズ | |
日本勝利*ドローなし(延長含む) | 1.09 |
オーストラリア勝利*ドローなし(延長含む) | 6.00 |
得点差 -3.5(延長含む) *日本に-3.5点のハンディキャップ |
日本の勝利:1.75 オーストラリアの勝利:1.97 |
試合の総得点 7.5得点 以上/以下 |
以上:1.88 以下:1.82 |
見どころ
侍ジャパンは、大会前にチェコ代表と2試合の強化試合を行い、いずれも快勝。投手陣は11人が登板し、2試合でわずか1失点と調整が万全であることを証明した。打線は、9日のチェコ戦で小園海斗(広島)が4安打、辰巳涼介が3ランを放てば、10日の試合でも森下翔太(阪神)が一発を含む2安打と順調な仕上がりをアピールした。
大会を勝ち進む上で欠かせない走塁は、10日のチェコ戦で五十幡亮汰(日本ハム)が二盗、三盗と決めると内野ゴロで生還し足技を披露した。日本が得意とするスモールベースボールも準備万端と言えそうだ。
対するオーストラリア代表は、若手とベテランバランス良く混ざったメンバー構成。中でも注目は、2024年のMLBドラフトでクリーブランド・ガーディアンズから全体1位を受けたトラビス・バッザーナ内野手だ。
MLBドラフトで全体1位指名された初のオーストラリア人となった左打ちのバッターは、これまでオーストラリア代表としてU18とU23のワールドカップに出場し、今回シニアチームのデビューを果たす。今季はマイナーリーグで27試合に出場し、打率.238、3本塁打、12打点、長打率.765の成績を残し、所属チームの優勝に貢献した。日本の強力投手陣相手にどれだけ通用するか見ものだ。
なお、日本代表の先発予定は井上温大、ルイス・ソープとなっている。
侍ジャパン 出場選手一覧
投手 | 氏名 | 所属 |
大勢 | 巨人 | |
隅田知一郎 | 西武 | |
髙橋宏斗 | 中日 | |
戸郷翔征 | 巨人 | |
早川隆久 | 楽天 | |
才木浩人 | 阪神 | |
藤平尚真 | 楽天 | |
鈴木昭汰 | ロッテ | |
清水達也 | 中日 | |
鈴木翔天 | 楽天 | |
北山亘基 | 日本ハム | |
横山陸人 | ロッテ | |
井上温大 | 巨人 | |
捕手 | ||
古賀悠斗 | 西武 | |
坂倉将吾 | 広島 | |
佐藤都志也 | ロッテ | |
内野手 | ||
牧秀悟 | DeNA | |
清宮幸太郎 | 日本ハム | |
源田壮亮 | 西武 | |
村林一輝 | 楽天 | |
栗原陵矢 | ソフトバンク | |
紅林弘太郎 | オリックス | |
小園海斗 | 広島 | |
外野手 | ||
森下翔太 | 阪神 | |
五十幡亮汰 | 日本ハム | |
佐野恵太 | DeNA | |
辰己涼介 | 楽天 | |
桑原将志 | DeNA |