阪神タイガースと北海道日本ハムファイターズの一戦が30日に阪神甲子園球場で行われる。先発予定は阪神が西勇輝、日本ハムは山﨑福也が先発予定で、元オリックス・バファローズの投手の投げ合いになる。
初戦は日本ハムが快勝し、選手時代に甲子園を沸かせた新庄剛志監督は就任3年目にして甲子園初勝利を手にした。左腕エースの山﨑を先発に起用し、古巣相手に連勝を狙う。
阪神先発予定の西は、目下2連勝と好調をキープ。規定投球回数に達していないが、防御率1.34と抜群の安定感を誇っている。2018年オフにフリーエージェント権を行使してオリックスから移籍してきた右腕は、古巣相手にどんなピッチングを見せるか注目だ。打者では、中野拓夢の選球眼に期待する。前日の試合では5度の打席で4四球を選んだ。制球力が高い山﨑が相手だが、しっかりとボールを見極め、上位打線につなげたいところだ。
一方、日本ハム先発予定の山﨑は、チームトップの5勝(1敗)、防御率2.26と移籍1年目から大車輪の活躍をしている。日大三高時代に2009年夏、2010年春と2季連続で出場し、2010年春には決勝まで進んだ思い出の地で、自身の連勝を「6」に伸ばせるか。打者では、前日に6号2ランを放った万波中正、1番に起用されて3安打をマークした水谷瞬ら“新庄チルドレン”に注目する。
BeeBetのオッズ(日本時間5月30日7時39分時点)は、阪神の勝利(延長含む)が「1.73」倍に対し、日本ハムのそれが「2.00」倍と阪神に人気が傾いている。両チーム合わせた合計得点のオーバー/アンダーに目を向けてみると、5.5得点以上が「1.82」倍に対し、5.5得点以下が「1.88」倍となっており、好投手同士の投げ合いだが、8-2で決着がついた前日のようなゲームになるかもしれない。