井上尚弥の次なる対戦相手は誰?|『モンスター』を待ち受けるフェザー級王者たち

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5月6日(月・祝)、東京ドームで行われるルイス・ネリ戦のゴングも鳴らないうちから、人々はすでに井上尚弥の次なる対戦相手が誰になるかを考え始めている。そのことだけでも井上の凄さが分かるだろう。実際、『モンスター』はそれだけの存在だと言える。

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井上(26勝0敗、23KO)は、わずか2戦でスーパーバンタム級を制圧し、アンディスピューテッド・チャンピオンの座に上り詰めた。バンタム級の4団体統一を成し遂げた後、日本のスーパースターは即座にスティーブン・フルトン、マーロン・タパレスという2人のタイトルホルダーを圧倒してTKO勝利を収めた。井上は現在、世界でトップのPFP(パウンドフォーパウンド)ファイターと言っていいだろう。

対するネリ(35勝1敗、27KO)は、この階級に残された最後のチャレンジャーだろう。実績もあるハードパンチャーのサウスポーは、これまでにバンタム級、スーパーバンタム級のベルトを巻いてきている。元王者のブランドン・フィゲロアに敗れ、キャリア唯一の黒星は喫したが、その後アザト『クレイジーA』ホバニシァンを倒して復活、2023年の『リングマガジン』年間最優秀試合にも輝いた。

ここでは、ネリを打ち倒した暁に井上が5階級制覇に向けて対戦すると目されるフェザー級の世界チャンピオンたちを紹介する。

井上尚弥 vsアルベルト・ロペスの可能性

ジョシュ・ワーリントン、マイケル・コンラン、ジョエ・ゴンザレス、阿部麗也を次々に打ち破ったロペスはフェザー級において現在トップのボクサーと考えられている。

IBF世界フェザー級王者のロペスは常にプレッシャーをかけてくるタフなファイターで、今まさに絶頂期にある選手。プロキャリア32戦で2敗しているが、これまでKOされたことはなく、常に激しい試合を繰り広げてきた。井上がロペスを相手にどれだけダメージを与えられるかは見ものだ。

両者ともプロモーターはトップランク社で、ESPNが中継をしている。その意味では試合は組みやすいだろうし、年間最優秀試合にもなりうる好カードだ。

井上尚弥 vsラファエル・エスピノサの可能性

エスピノサもロペスと同じメキシコ出身のフェザー級チャンピオンだが、そのスタイルはまるで異なる。エスピノサはWBOフェザー級王者でありながら、身長185センチ 、リーチは188センチという規格外のサイズの持ち主だ。

165センチの井上は身長で20センチ 、リーチで17センチのハンデを負うことになる。日本が誇るファイターはこの体格差を克服して、持ち前のパンチ力を活かすことができるのか、非常に興味深い試合となりそうだ。

ただ、エスピノサ(24勝0敗、20KO)は昨年12月、前評判の高かったキューバ人王者ロベイシ・ラミレスを破って現在のWBOフェザー級王座を手に入れたばかり。エスピノサ陣営とすれば、経験豊富な井上と対戦する前に1、2戦防衛戦を組んで、稼いでおきたいところだろう。

ラミレスvsエスピノサ戦もトップランク社のプロモートだったので、マッチメークという点ではこの一戦も実現しやすいかもしれない。

井上尚弥 vsレイモンド・フォードの可能性

今年3月、オタベク・ホルマトフ(ウズベキスタン)を破ってWBA世界フェザー級王座を手に入れた試合を見れば、現時点で井上の対戦相手として一番魅力的なのはフォードかもしれない。

初のタイトルマッチで不利が予想されていたにもかかわらず、フォード(15勝0敗1分、8KO)にとっては年間最優秀試合の候補にも上がるだろう戦いぶりを見せ、まさかの12回TKO勝利を収めた。

フォードの初防衛戦は5月18日、マッチルームボクシングがプロモートするタイソン・フューリーvsオレクサンドル・ウシクのアンダーカードとして、ニック・ボールを挑戦者に迎えてサウジアラビアのリヤドで行われる。

若くて野望に満ちた25歳のサウスポーにとって井上戦は魅力的だろう。難点があるとすれば、フォードがフェザー級に留まるのは非常に厳しくなっていること。タイトルを獲得した直後からスーパーフェザー級転向の話も出ていたほどだ。

井上vsフォード戦を実現するには、残された時間は多くない。

井上尚弥 vsレイ・バルガスの可能性

井上尚弥とレイ・バルガス(メキシコ)の対戦は面白いだろうと思われた時もあったが、ボクシングではタイミングが重要だ。33歳のバルガスはすでに旬を逃しつつある。

元スーパーバンタム級王者のバルガスは2022年7月にフェザー級へ階級を上げ、スプリットデシジョンの末、マーク・マグサヨ(フィリピン)からWBCのベルトを勝ち取った。

その後、空位だったWBCスーパーフェザー級の王座決定戦に挑むもオシャキー・フォスター(アメリカ)に判定負け。今年3月にはニック・ボール(イギリス)を相手にフェザー級タイトルの防衛戦を行い、引き分けの判定で辛くも防衛を果たしている。

バルガス(36勝1敗1分、22KO)は、ここ5年で5試合しか戦っていない。ベテランのメキシコ人ボクサーの戦いぶりは活発とはいえず、調子も下降気味。今の状況を考えれば、バルガスにとって井上との対戦は避けた方が賢明だろう。

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2025年の第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は、チーム全体の戦略とともに個々の選手の活躍が結果を左右する。特に注目が集まるのはエースが走る2区。青山学院大学、國學院大學、駒澤大学のエースランナーたちが熾烈な争いを繰り広げることは間違いない。 完全無料でアマギフ500円分をGET! 12/31 RIZIN.49 鈴木千裕 vs クレベル・コイケの結果を二択で予想! 2025年の第101回箱根駅伝は、チーム全体の戦略とともに個々の選手の活躍が結果を左右する。特に注目が集まるのはエースが走る2区。青山学院大学、國學院大學、駒澤大学のエースランナーたちが熾烈な争いを繰り広げることは間違いない。 青山学院大学では、黒田朝日(3年)と太田蒼生(4年)の2人がチームを引っ張る存在だ。昨年の箱根駅伝では、黒田が2区で区間賞、太田が続く3区で区間賞を獲得し、青学の2年ぶりの優勝に大きく貢献した。今年もその勢いを維持し、連続区間賞の走りでチームのリードを守ることが期待される。特に黒田は粘り強さが武器で、2区での安定感が青学の戦術を支える要となる。ただ、29日の区間エントリーの段階では、黒田も太田も補欠登録となっており当日の変更が注目される。 國學院大學のエースで主将を務める平林清澄は、間違いなく最注目選手の一人だ。2024年の大阪マラソンでは初マラソンながら2時間06分18秒という驚異的なタイムを叩き出し、学生日本記録と初マラソン日本記録を更新した。この実績は國學院のチーム全体に自信を与え、平林自身もその経験を箱根の大舞台に持ち込む。昨年の2区でも抜群のスピードを発揮した平林が、今年も他校のエースたちを突き放す走りを見せるかが注目される。 駒澤大学の篠原倖太朗も目が離せない選手だ。10月の出雲駅伝では國學院の平林に競り負けたが、11月の全日本大学駅伝では同じ区間を走り、平林だけでなく青学の太田も抑えて区間賞を獲得した。力強い走りでリベンジを果たした篠原は、自身の成長を証明し、箱根2区でも圧倒的なパフォーマンスを披露することが期待される。 これらのエースたちが集う2区は、勝敗の行方を左右する重要な区間となる。青学、國學院、駒澤、それぞれのエースがプライドをかけた走りを見せる中、わずかな差がチーム全体の流れを変えるだろう。第101回箱根駅伝は、エースたちの激闘を通じて新たな歴史が刻まれる大会となるに違いない。 完全無料でアマギフ500円分をGET! 12/31 RIZIN.49 鈴木千裕 vs クレベル・コイケの結果を二択で予想!  

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『RIZIN DECADE(雷神番外地/RIZIN.49)』が12月31日(火)にさいたまスーパーアリーナで開催される。この大晦日を彩る格闘技イベントには、鈴木千裕 vs クレベル・コイケのフェザー級、堀口恭司 vs エンカジムーロ・ズールーのフライ級など3つのタイトルマッチが行われる。そのほかにも豪華対戦カードが組まれており、大晦日の夜はRIZINから目が離せない。ここでは全対戦カードの最新オッズをお届けする。 完全無料でアマギフ500円分をGET! 12/31 RIZIN.49 鈴木千裕 vs クレベル・コイケの結果を二択で予想! RIZIN DECADE対戦カード *選手横の()内はBeeBetの勝敗予想オッズ(日本時間2024年12月31日1時7分時点) 第3部:Yogibo presents RIZIN.49 メインイベント(第14試合): フェザー級タイトルマッチ RIZIN MMAルール 5分3R(66.0kg) 鈴木千裕(2.05)vs クレベル・コイケ(1.60) 第13試合: フライ級タイトルマッチ RIZIN MMAルール 5分3R(57.0kg)

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東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は全10区間、それぞれが異なる特徴を持つコースで構成されており、選手の能力に応じた配置が勝敗を大きく左右する。以下に各区間の特徴と、それに対応する選手の戦略を解説する。 完全無料でアマギフ500円分をGET! 12/31 RIZIN.49 鈴木千裕 vs クレベル・コイケの結果を二択で予想! 1区:エース級の門番たちがしのぎを削る「スタートダッシュ区間」 距離:21.3km 特徴:平坦な高速区間だが、序盤のペース配分が鍵。序盤で無理に飛ばすと後半のタスキリレーまで持たない。 戦略:スタートの混戦を制し、トップでタスキを渡すためにスピードと持久力が求められる。駒澤大学の田澤廉のような絶対的エースを配置することが多い。 2区:「花の2区」エースの激突が見もの 距離:23.1km(最長区間) 特徴:エース区間として知られ、平坦ながら細かなアップダウンが続く。スタミナと瞬発力の両方が求められるタフな区間。 戦略:他チームのエースとの直接対決が勝負の鍵。スローペースで進むとラスト数キロでの勝負が決まりやすく、留学生ランナーが好成績を残す傾向が強い。 3区:風との戦い「高速区間」 距離:21.4km 特徴:沿岸部を走るため、海風の影響を受けやすい。フラットなコースで、スピードが要求される。 戦略:スピードランナーを配置して、順位を上げることが狙い。風の抵抗を最小限に抑える走りが重要で、スピードと粘りが必要。 4区:中盤を支える「地味ながら重要な区間」 距離:20.9km 特徴:比較的平坦だが、細かなアップダウンがリズムを崩しやすい。次の山登り区間への準備となる重要な区間。 戦略:安定感のある選手を配置し、大きなタイムロスを防ぐ。逆にここで貯金を作れば、5区の山登りを優位に進められる。 5区:「山の神」が降臨する「山登り区間」 距離:20.8km 特徴:高低差800m以上を駆け上がる過酷な区間。ペース配分を誤ると失速するリスクが高い。 戦略:山登りのスペシャリストを配置し、他チームとの差をつける。坂を一気に駆け上がる強い脚力と、最後まで粘り切るスタミナが求められる。 6区:「山下り」スピードとバランス感覚が問われる区間 距離:20.8km 特徴:標高差を一気に駆け下りるスピード区間。膝や足首への負担が大きく、技術と適性が必要。