クライマックスシリーズ(CS)が12日に開幕。パ・リーグのファーストステージでは、2位の北海道日本ハムファイターズと3位の千葉ロッテマリーンズが対戦し、2勝先勝のチームがファイナルステージに進む。全試合が日本ハムのホームで開催される。
両チームの先発予定は、日本ハムが加藤貴之、ロッテが佐々木朗希といずれもエースを外してきた。ただ、加藤はロッテ相手に5勝1敗、防御率1.85と得意にしており、新庄剛監督は相性を大事にして、エースの伊藤大海では加藤を起用したとみる。
日本ハムの加藤は、安定した制球力を持ち、シーズンを通して堅実な投球を続けてきた左腕。ロッテ打線を抑え込み、試合をコントロールするピッチングが期待される。一方、ロッテの佐々木朗希は、160キロ超の速球とキレのある変化球で、圧倒的な奪三振力を誇る右腕。今季もエースとしての実力を発揮しており、この一戦でも日本ハム打線に大きなプレッシャーをかける存在だ。 日本ハムの打線では、勝負強い清宮幸太郎に注目が集まる。今季は規定打席未達ながら、自身初の打率3割をマークした。日本ハムは、佐々木からどれだけのチャンスを生み出し、効率よく得点できるかがポイントとなりそうだ。
一方のロッテは、ソトとポランコの長距離砲に期待方がかかる。今季からロッテに加入したソトは、チーム最多の88打点を記録。昨季本塁打王のポランコは、今季もチームトップの23本塁打をマークした。ロッテは、この外国人打者2人の前にいかにランナーをためるかが重要だ。
好投手が登板することで、序盤は緊張感あふれる投手戦が予想される。日本ハムは加藤がロースコアの展開で接戦に持ち込みたい一方、ロッテは佐々木の好投で早い段階で主導権を握り、打線の援護でリードを広げる展開を狙う。なお、今季レギュラーシーズンの対戦成績は、日本ハムが18勝6敗と圧倒している。
ブックメーカー「BeeBet」の勝敗予想(2024年10月12日12時4分時点)は、日本ハムの勝利(延長含む)が「1.95」倍に対し、ロッテの勝利(延長含む)が「1.80」倍となっている。