ロサンゼルス・ドジャースは日本時間11日、ホームでシカゴ・カブスと対戦する。ドジャースの大谷翔平とカブス先発予定の今永昇太が、メジャーで2度目の顔合わせとなる注目の一戦だ。さらに、右肩の故障から復帰する山本由伸が、約3か月ぶりに先発マウンドに上がる。カブスには鈴木誠也も所属しており、見どころ満載の試合となる。
大谷と今永は、今年4月8日に一度対戦している。その試合では、大谷は空振り三振、サードファウルフライと完全に抑え込まれた。2023年のWBCで日本を優勝に導いた二人が、メジャーの舞台で再び相まみえる瞬間は、ファンにとって特別なものだろう。
今季の今永は、12勝3敗、防御率2.99、奪三振155と安定した成績を残し、カブスの投手陣を支えている。前回登板の9月5日のピッツバーグ・パイレーツ戦では7イニング無安打無失点という圧巻の投球で、今季12勝目を挙げたばかりだ。侍ジャパンの同僚である大谷を相手に、自身の連勝をどこまで伸ばせるかが注目される。
一方の山本は、6月16日のロイヤルズ戦以来の登板となる。右肩の故障で戦列を離れていたが、8月下旬からマイナーで調整を重ね、徐々に復調の兆しを見せている。球速も155キロまで回復しており、デイブ・ロバーツ監督によると、50〜60球を目安にマウンドを降りる予定だという。復帰初戦でどんなパフォーマンスを見せるのか、期待が集まる。なお、カブスの鈴木誠也とは4月7日に対戦し、四球、三失、空振り三振に抑えている。
ブックメーカー「BeeBet」の勝敗予想オッズ(2024年9月10日14時15分時点)は、ドジャースの勝利(延長含む)が「1.63」倍に対し、カブスの勝利(延長含む)が「2.35」倍と、山本が先発予定のドジャースに人気が傾いている。