中日ドラゴンズと阪神タイガースの一戦が16日にバンテリンドームで行われる。セ・リーグ4位の中日の先発予定は、梅津晃大。対する2位の阪神は、西勇輝が先発マウンドを任される。
中日先発予定の梅津は、今季4試合に先発登板して1勝3敗と負け越しているが、防御率2.74と安定している。4月14日の阪神戦では負け投手にこそなるも、8回を投げて今季自己最多の13奪三振を記録した。プロ6年目の27歳右腕は、自慢の速球とスライダーを駆使して粘り強く投げ、チーム三冠王の細川成也や中田翔ら中軸の後押しを待ちたいところだ。
対する阪神の西は今季4試合の先発マウンドに上がって0勝1敗と勝ち星に恵まれていないが、防御率1.27。ここ3試合はわずか1失点と、打線の援護に恵まれていないだけだ。前日の中日戦で本来の1番ではなく3番を任され、決勝打を放った近本光司のバットに期待がかかる。
前日の同カードが1点を争う接戦、そしてこの日も好投手の投げ合いだけあって息詰まる投手戦が予想される。BeeBetのオッズ(2024年5月15日11時14分時点)も、阪神の勝利(延長含む)が「1.72」倍に対し、中日のそれが「2.00」倍と拮抗している。両チーム合わせた合計得点のオーバー/アンダーは4.5点に設定され、オーバーが「1.72」倍、アンダーが「2.00」倍のオッズをつけている。両チームの今季対戦成績は、阪神が5勝2敗1分けで勝ち越している。防御率も阪神の1.60に対して、中日が4.13となっており、阪神優位も頷ける。ただ、中日は今季阪神戦で本塁打が出ていなく、そろそろ細川や中田が覚醒する予感もある。