明治安田J1リーグの第16節、FC東京とガンバ大阪の一戦が26日に味の素スタジアムで行われる。リーグトップの得点力を誇るFC東京と少ないチャンスをものにするガンバの戦いは、拮抗した一戦となる予感がする。
ホームのFC東京は、今季のリーグ戦15試合でリーグトップの26得点をマーク。FW荒木遼太郎はリーグ戦8試合の出場ながらクラブトップの6得点と高い得点能力を有する。他にも、ディエゴ・オリヴェイラ、仲川輝人や、U-23日本代表の松木玖生など得点感覚に優れた選手がそろう。さらに、38歳にしてスタメンに名を連ねることもあるDF長友佑都は前節の横浜F・マリノス戦で今季2点目を決め、上り調子だ。FC東京はここまでリーグ8位と波に乗り切れていないだけに、ガンバをたたいて上位争いに加わりたいところだ。
一方のガンバは、前節の川崎フロンターレ戦を3-1で勝利。第8節以来のマルチゴールで、順位を4位に上げた。チーム総得点はリーグで下から数えた方が早いが、第11節から3戦連続で1-0の白星をつかんでいるように、接戦で強さを発揮する。かつては「ガンバの至宝」と呼ばれたFW宇佐美貴史のリーグ戦4試合ぶりのゴールに期待がかかる。
両チームの対戦成績は、FC東京が21勝19敗5分けで勝ち越してはいるものの五分に近い数字。直近5試合でも2勝2敗1分けだ。
BeeBetのオッズ(2024年5月23日16時31分時点)は、FC東京の90分勝利(延長を除く)が「2.45」倍に対し、ガンバの90分勝利(延長を除く)が「3.00」倍でFC東京がやや優勢。両チームのスコアに目を向けてみると、1-1(延長除く)のドローが「6.00」倍で一番人気。それに続くのが1-0のFC東京勝利で「7.25」倍。ガンバが勝つ場合は、1-0が「8.25」倍で人気が一番高くなっている。ただ、直近2試合の直接対決では、連続して勝利チームが3点を記録している。FC東京が3-0で勝つ場合は「22.00」倍、ガンバが3-0で勝つ場合は「30.00」倍と高いオッズをつけている。