日本時間6月15日にドイツで開幕したEURO2024(ユーロ2024)。すでに16チームが敗退し、残ったのは8チーム。7月6日からは、トーナメント戦で一番面白いと言われる準々決勝が行われる。BeeBetのオッズを元に、準々決勝4試合の見どころを紹介する。
7月6日(土)1:00 キックオフ
スペイン(2.65) vs ドイツ(2.65)
最多優勝回数で並ぶ両チームの一戦は、間違いなく今大会屈指の好カード。ゴール数では1位ドイツ(10)、2位スペイン(9)、パス成功率でも1位ドイツ(92.3%)、2位スペイン(91%)と両チームがトップ2を占め、失点も両チーム合わせて3失点と攻守で今大会をリードしている。そして、若い才能とベテランを巧みに融合させ、すべてをエンターテインメント性豊かに実現しているのが両チームの特徴だ。バルセロナに所属するドイツの主将イルカイ・ギュンドアンは、マンチェスター・シティ時代のチームメイトであるMFロドリ、現同僚のFWラミン・ヤマルとのマッチアップは興味深いところだ。
7月6日(土)4:00 キックオフ
ポルトガル(3.20) vs フランス(2.35)
ポルトガルもフランスもここまでは本来の流れるようなプレーを見せていないが、この両チームが魅力的なチームであることに変わりはない。ポルトガルのFWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)、フランスのFWキリアム・エンバぺ(レアル・マドリード)がフィールドで注目を集める一方で、勝負のカギを握るのはディフェンスかもしれない。ポルトガルのGKディオゴ・コスタは、ベスト16のスロベニア戦ではPK戦で3度のファインセーブを見せて救世主となった。フランスも4試合のうち3試合でクリーンシートと堅守を誇り、DFジュール・クンデ(バルセロナ)やDFウィリアン・サリバ(アーセナル)といった若い力が守備陣をけん引している。
7月7日(日)1:00 キックオフ
イングランド(2.15) vs スイス(3.65)
なかなか調子が出ないイングランドと、グループステージではドイツと引き分け、ベスト16ではイタリア撃破と波に乗るスイスの対照的なチームの一戦。イングランドは、ここまで4試合戦ってわずか4得点。ただ、ハリー・ケーン(バイエルン・ミュンヘン)とジュード・ベリンガム(レアル・マドリード)の前線2人が2得点ずつ挙げているのは頼もしい。一方のスイスは、突出したスタッツを残している選手こそいないが、チーム力で勝ち上がってきている印象だ。これまで戦った4試合ではすべての試合でゴールを挙げ、奪った7ゴールはすべて違う選手とどこからでもゴールを狙える強みがある。両チームの対戦成績は、イングランドが18勝3敗6分けと圧倒している。
7月7日(日)4:00 キックオフ
オランダ(1.53) vs トルコ(5.60)
準々決勝の中で最もオッズ差がついた一戦だが、対戦成績はオランダの6勝4敗4分けと拮抗している。トルコは、オランダがグループステージで黒星を喫したオーストリアをベスト16で撃破した。この試合で2ゴールを挙げたトルコは、いずれもコーナーキックからDFメリフ・デミラル(アル・アハリ)が押し込んだ。トルコが誇る19歳の若き至宝FWアルダ・ギュレル(レアル・マドリード)が左足から放つ正確無比のパスに注目だ。対するオランダは、ベスト16のルーマニア戦で途中出場のFWドニエル・マレン(ボルシア・ドルトムント)が2ゴールを記録。グループステージ初戦のポーランド戦でも後半から投入されたFWワウト・ウェフホルスト(ホッフェンハイム)が決勝ゴールを決めるなど、ロナルド・クーマン監督が切るカードに期待が寄せられる。
*国名横の()内のオッズは日本時間7月5日11時37分時点
*日時はすべて日本時間で表記