明治安田J1リーグの第18節、横浜F・マリノス対FC町田ゼルビアが15日に日産スタジアムで行われる。リーグ戦1位の町田と同13位の横浜FMによる一戦は、両チームにとって正念場のゲームとなりそうだ。
ホームの横浜FMは、6月1日に行われた前節の鹿島アントラーズ戦では、前半に先制しながら、後半に3失点を喫し敗北した。過密日程による影響からなのか、後半にぱたりと足が止まった。また、ディフェンスの要であるDFエドゥアルドが町田戦で出場停止と守備に難があるチームにとっては大きな痛手だ。リーグ13位と下位からなかなか浮上できない横浜FMは、現役時代は軽快なテクニックで観るものを魅了して「オズの魔法使い」の異名を取ったハリュー・キューウェル監督の采配に注目したい。
一方の町田はリーグ首位を走るも、前節のアルビレックス新潟戦に1-3で敗れて5連勝ならず。守備に定評があるチームだが、リーグ戦で今季初の3失点だった。そして、6月12日の天皇杯2回戦では筑波大相手にまさかのジャイアントキリングを許してしまった。さらに、この試合で4人が負傷と重い現実が襲い掛かった。U-23日本代表でアメリカ遠征していた平河悠と藤尾翔太も万全のコンディションではないかもしれない。リーグ戦折り返しの前に、黒田剛監督はチームの手綱をしっかりと締めて戦う必要があるかもしれない。
BeeBetのオッズ(2024年6月14日11時8分時点)は、町田の90分勝利(延長を除く)が「2.50」倍に対し、横浜FMの90分勝利(延長を除く)が「2.65」倍のオッズとリーグ戦の順位が示すほどオッズが離れていない。なお、昨年7月の天皇杯3回戦で対戦した時は、当時J2だった町田がJ1の横浜FMを4-1で下す番狂わせを演じた。