久保建英が所属するレアル・ソシエダは、日本時間29日にラ・リーガ第3節のデポルティーボ・アラベス戦をホームで迎える。前節で今シーズン初ゴールを決めた久保は、2戦連発でチームを連勝に導けるか注目が集まっている。
前節のエスパニョール戦では、スタメンから外れるという予想外の展開で始まった久保。しかし、後半21分にピッチに立つと、すぐにその存在感を示した。得意のドリブルで相手ディフェンダーを一瞬で抜き去り、角度のない右サイドからゴール左上に突き刺す見事な一撃を決めた。このゴールは久保にとって14試合ぶりの得点であり、彼の自信を取り戻す重要な一発だった。
ゴール後のパフォーマンスでは、背中の名前をアピールする仕草が見られ、これはベンチスタートへの不満の表れではないかと憶測を呼んでいる。しかし、イマノル・アルグアシル監督は、この行動を問題視していないようだ。戦術的理由でスタメン落ちした久保は、第3節では先発に復帰する可能性が高く、彼の主戦場である右サイドからの攻撃がソシエダの鍵となる。
対戦相手のアラベスは、今シーズンここまで1敗1分けと未勝利で苦戦している。昨シーズンは、ラ・リーガ復帰初年度ながらリーグ10位という健闘を見せたが、今季は思うような結果を出せていない。特に、守備陣が安定せず、久保のようなスピードとテクニックを持つ選手には手を焼くかもしれない。
両チームの直近4試合の対戦成績はソシエダの2勝2分けで優位に立つが、昨季のホームゲームでは引き分けに終わっている。久保は昨季のアラベス戦でスタメン出場しながらも、右足のハムストリングを痛めて前半終了間際に交代を余儀なくされた過去がある。今回はそのリベンジもかかっており、彼のパフォーマンスに大いに期待がかかる。