16か国が出場するコパ・アメリカが、日本時間6月21日に開幕する。ここからおよそ1か月にわたりアメリカ大陸最強国を決める熱い戦いがアメリカ国内で繰り広げられる。どの試合も見どころたっぷりの試合ばかりだが、ここでは6月21日~23日の間に行われる試合の中から、BeeBetのオッズを元に、注目の3試合をピックアップする。
6月21日(金)
アルゼンチン(1.28) vs カナダ(11.00)
前回王者アルゼンチンと初出場カナダの一戦。FIFA世界ランキング(2024年4月4日発表時点)1位アルゼンチンと同49位カナダの一戦だけに、オッズは大きく差が開いた。アルゼンチンは36歳の不動のエースFWリオネル・メッシ(インテル・マイアミ)を軸に、25歳のアレクシス・マクアリスター、10代のアレハンドロ・ガウナチョとバレンティン・カルボーニと各年代の選手をそろえる。ベテランと若手がうまく融合すれば、今大会も確実に優勝候補だろう。対するカナダは、ジョナサン・デイビッド(リール)に注目する。今季のリーグアンで得点ランキング2位のストライカーは、アルフォンソ・デービス(バイエルン・ミュンヘン)とのコンビでディフェンディングチャンピオンに一泡吹かせたい。
6月22日(土)
ペルー(4.10) vs チリ(2.05)
FIFA世界ランキングでは、32位のペルーが42位のチリを上回っているが、オッズは逆の予想となっている。チリは連覇した2015年と2016年にいずれも得点王となったFWエドゥアルド・バルガス(アトレチコ・ミネイロ)が健在。34歳のストライカーは貪欲にゴールを狙う。対するペルーは、ベテランFWパオロ・ゲレーロに注目だ。齢40歳にしていまだ代表に選ばれるペルーのレジェンドはスタメンではないかもしれないが、ペルー代表最多となる39ゴールの決定力が大一番でチームの助けになるかもしれない。勝った方がアルゼンチンも同居するグループAから予選を突破する可能性が高くなるだろう。
6月23日(日)
メキシコ(1.62) vs ジャマイカ(6.00)
中米の雄メキシコは、FIFA世界ランキング14位で、同55位ジャマイカの上をいく。メキシコの中心選手は、MFサンティアゴ・ヒメネス(フェイエノールト)。23歳のMFは、今季のエールディビジでリーグ3位の23得点をマークし、昨季の15得点から大きく伸ばした。身長182センチの長身を武器に、ゴール前で存在感を発揮できるか。対するジャマイカは、26人のロスターの内、イングランドでプレーする選手が5人で、その全員が主力として活躍している。特に、FWレオン・ベイリー(アストン・ヴィラ)は今季のプレミアリーグで10得点と決定力がある。FWミチェル・アントニオ(ウェストハム)は身長180センチと上背があり、前線の攻撃力にはメキシコも手を焼くかもしれない。
*国名横の()内のオッズは日本時間6月19日7時50分時点
*日時はすべて日本時間で表記