第2節に突入したEURO2024(ユーロ2024)は、日本時間22日にオランダ対フランスの強豪同士が激突する。ともに白星発進した両チームは、勝てばグループDの首位通過が見えてくる。
フランスとオランダの通算対戦成績は、フランスが15勝11敗4分けと勝ち越している。予選でも対戦した両国はフランスが4-0、2-1と連勝し、直近8試合でもフランスが7勝とオランダを相手にしていない。ただし、総ゴール数はフランスの53に対して、オランダが57と上回っている。つまり、フランスが勝つ場合は僅差、オランダが勝利する場合は大差の展開になるとも考えられる。
フランスは初戦のオーストラリア戦を1-0で勝ち、無難に大会をスタートした。しかし、FWキリアン・エムバぺ(レアル・マドリード)が鼻骨を骨折。オランダ戦に出場できるか微妙だが、エースの負傷はチームにとって影響は少なくないだろう。ただ、フランスには、MFアントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリード)、FWウスマン・デンベレ(パリ・サンジェルマン)、MFエンゴロ・カンテ(アル・イテハド)ら才能あふれる選手がそろっており、仮に主将が不在となっても大きな穴にはならないかもしれない。
対するオランダは、FWロベルト・レバンドフスキ(バルセロナ)不在のポーランド相手に先制されながらも、FWコーディ・ガクポ(リヴァプール)のゴールで追いつくと、終盤に途中出場のFWワウト・ウェフホルスト(ホッフェンハイム)の勝ち越しゴールが飛び出し2-1で辛勝した。ロナルド・クーマン監督はポーランド戦でFW3枚を交代し、最終的には終盤に投入したウェフホルストの決勝弾で逃げ切る絶妙な采配を振るった。初戦から先発メンバーを交代してフランス戦に挑むか不明だが、指揮官の振るタクトに注目したい。
BeeBetのオッズ(2024年6月21日6時50分時点)は、フランスの勝利(延長除く)が「2.20」倍に対して、オランダの勝利(延長除く)が「3.30」倍とFIFAランキング2位のオランダが同7位のオランダより人気を集めている。注目のキックオフは6月22日(土)午前4時。