コパ・アメリカ2024は、日本時間15日に第48代チャンピオンが決定する。注目の決勝は、アルゼンチンとコロンビアが激突する。アルゼンチンは勝てば、単独で史上最多となる16度目の優勝、コロンビアが勝てば23年ぶり2度目の戴冠となる。
前回王者のアルゼンチンは、今大会で最も守備が堅固であり、準々決勝でエクアドルに対して今大会唯一の失点を喫した。そしてPK戦では、GKエミリアノ・マルティネスは素晴らしいパフォーマンスを見せ、勝利の原動力となった。アルゼンチンの成功の中心にいつもいた36歳のFWアンヘル・ディ・マリア(ベンフィカ)が今大会を最後に代表引退の意向であり、このニュースがアルゼンチン代表のモチベーションの一つになっているだろう。2021年のコパ・アメリカ決勝のブラジル戦では、ディ・マリアの決勝ゴールで制しただけに、今回もアルゼンチンのレジェンドの左足に注目が集まる。
一方、コロンビアは、2001年に母国で達成した偉業をアメリカで繰り返し、再び歴史を作ろうと考えている。ここまでの成績は、チーム史上最長の無敗記録(28試合)を樹立したネストル・ロレンソ監督の功績が大きい。そのうちの5試合(4勝1分)がこのコパ・アメリカで行われており、コロンビアはこの記録を6試合目に伸ばし、決勝の舞台であるハードロック・スタジアムでの優勝を目指している。この試合はまた、MFハメス・ロドリゲス(サンパウロ)にとっても重要であり、彼はすでにアルゼンチンのFWリオネル・メッシ(インテル・マイアミ)が保持していた記録を塗り替え、1大会での最多アシスト記録保持者となっている。フォームの始まり
両チームの対戦成績は、アルゼンチンが7勝3敗5分けと大きく勝ち越している。ただ、直近5試合では1勝1敗3分けの五分だ。
決勝で最も注目したいのが、背番号「10」対決。アルゼンチンのFWメッシとコロンビアのMFロドリゲスだ。両者は、今大会で最もシュートに関与したランキングの2位と3位に位置している。2位のメッシは、12本のシュートを放ち、13本のシュートへのパスを提供。一方のロドリゲスも、7本のシュートと17本のシュートへの決定的なパスを供給している。常にどん欲にゴールを狙う2人のエースの出来が、チームの命運を握っていると言っても過言ではないだろう。
BeeBetの予想(2024年7月14日10時38分時点)では、アルゼンチンの勝利(延長除く)が「2.10」倍に対し、コロンビアの勝利(延長除く)が「4.00」倍と、アルゼンチンに人気が寄っている。注目のキックオフは7月15日午前9時。