日本時間2月22日、サウジアラビアで開催される『DAZN PPV』にて、WBC世界ライト級タイトルマッチが行われる。王者シャクール・スティーブンソンが、急遽代役で出場するジョシュ・パドリーと対戦する。
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スティーブンソン、予期せぬ挑戦者を迎え撃つ
スティーブンソン（22勝0敗、10KO） は3階級制覇王者であり、現在のライト級トップ選手の一人。前戦でアルテム・ハルチュニャンを破り、WBC世界ライト級タイトルを獲得した。
当初、挑戦者はフロイド・スコフィールドの予定だったが、体調不良で試合を辞退。その後、スティーブンソン陣営への“毒盛り疑惑”を主張し、試合はキャンセルとなった。その混乱の中、WBC世界ランキング12位のジョシュ・パドリー（15勝0敗、8KO）が代役として急遽抜擢された。
スティーブンソンは「誰が相手でも問題ない。ロマチェンコでもいいと言われたら、戦うだけだ」と余裕のコメントを残している。
ジョシュ・パドリー：まさかの世界タイトル挑戦
パドリーは英国ドンカスター出身のライト級コンテンダーで、普段は電気技師として働きながらボクシングを続けている。本来なら世界戦線へ徐々にステップアップする立場だったが、スコフィールドの辞退により、いきなり世界王者への挑戦が決定した。
彼が注目を浴びるきっかけとなったのは、マーク・チェンバレン戦での番狂わせ勝利。85/250（34%）のパンチをヒットさせ、左フックでダウンを奪い判定勝ちを収めた。この一戦で実力を証明し、世界ランキングに食い込んだが、スティーブンソンとの実力差は明らかである。
オッズと勝敗予想
オッズ（海外ブックメーカー提供）
| 選手 | 勝利オッズ |
| スティーブンソン | $1.02（圧倒的本命） |
| パドリー | $17.00（大穴） |
勝利方法のオッズ
| 方法 | スティーブンソン | パドリー |
| 判定勝利 | $2.95 | $34 |
| KO/TKO | $1.44 | $26 |
| 引き分け | $41 |
試合のポイント
- スティーブンソンがどのような戦い方をするか
- 彼は現役ボクサーで最もディフェンスが優れた選手の一人で、対戦相手のパンチヒット数を最小限に抑えている（平均被弾数 5.3発/ラウンド）。
- しかし、時折ペースを落とす傾向があり、前戦では明らかに攻めきらない場面もあった。
- パドリーは番狂わせを起こせるか
- パドリーはチェンバレン戦で左フックを炸裂させて勝利したが、スティーブンソンの防御力を崩せるかが焦点。
- スティーブンソンのようなトップボクサー相手に、短期間の準備で通用するかは未知数。
- スティーブンソンにとってのリスク
- 本来の相手スコフィールド戦での勝利は、ライト級統一戦への大きなステップとなるはずだった。
- しかし、代役のパドリー相手では勝利しても評価が上がりにくく、敗北すればキャリアに大きなダメージとなる。
最終予想：スティーブンソンが圧勝か
スティーブンソンはこれまでの試合で、オスカル・バルデス（189/580、命中率32.6%）や吉野修一郎（123/245、50%）を圧倒してきた。対戦相手のパンチ命中率を極端に抑えるスタイルを持ち、技術的には圧倒的に優位だ。
パドリーにとっては、世界タイトル挑戦という大きなチャンスだが、スティーブンソンのディフェンスを崩せる可能性は低い。スティーブンソンはおそらく前半で主導権を握り、5ラウンド以内のKO/TKOで勝利する可能性が高い。
予想：スティーブンソンが5R TKO勝利（オッズ $11.50）
王者がその実力を見せつける一戦となるだろう。