UEFAヨーロッパリーグ(EL)の準決勝セカンドレグ、レーバークーゼン対ASローマの一戦が日本時間10日(金)午前4時にバイ・アレーナでキックオフする。アウェイ戦だったファーストレグを2-0で勝利したレーバークーゼンは、決勝進出をかけてホームで必勝を期す。対するASローマは、2年連続でEL決勝へ進むには周囲も驚かす大逆転劇が必要とされる。
ASローマのホームで行われた準決勝ファーストレグは、レーバークーゼンがフロリアン・ビルツとロベルト・アンドリッヒがゴールを決めて、昨年のEL準決勝で苦杯を舐めた相手にリベンジを果たし、初のEL決勝進出に大きな弾みをつけた。今季のレーバークーゼンは、公式戦で48戦無敗と圧倒的な強さを誇る。突出して得点を決めている選手こそいないが、前線ではFWビクター・ボニフェイスとパトリック・シック、中盤ではビルツ、後方でもDFジェレミー・フリンポンとアレックス・グリマルドのDF2人に得点力があり、どこからでもゴールを揺らせる強みを持つ。
対するASローマは、昨年に続く決勝進出にむけて崖っぷちに立たされた。勝ち上がるためには2得点以上が必要なため、前がかりになることが予想される。注目はパウロ・ディバラとロメル・ルカクの2人のFWだ。特に、ルカクは、チームが今季のELで決めた21得点のうち、1/3にあたる7得点をマークしている。是が非でも得点が欲しいASローマは、ルカクにボールを集めてくるだろう。
BeeBetのオッズ(2024年5月9日12時15分時点)では、レーバークーゼンの90分間での勝利が「1.52」倍なのに対し、ASローマのそれは「5.60」倍とレーバークーゼンが優勢。ドローは「4.60」倍となっている。両チーム合わせた総得点では、1.5オーバーが「1.5」倍で最上位の人気で、3.5アンダーが「1.47」倍で続いている。故に、1.5点以上3.5点以下あたりが試合の結果となりそうだ。ただ、決勝進出に向けて後がないASローマが攻めにくることは明白なので、両チームの撃ち合いとなる可能性もある。そうなると、両チームのスコア予想で、仮にレーバークーゼンが勝利するにしても、23倍のオッズをつけている「3-2」にベットしてみるのも一考の価値がありそうだ。